好きな車に乗り続け愛するのは悪なの?13年経過で自動車税が15%増しを考える

好きな車に乗り続け愛するのは悪なの?13年経過で自動車税が15%増しを考える自動車や家電は日本の強い産業だったと他国に誇れたのも今は昔。どうして日本はこんなにも弱く貧乏な国になってしまったのか。

現在でも日本の自動車メーカーは世界の自動車メーカー達と戦い活躍しています。そんな素晴らしい日本車の今があるのも、当然日本車の過去があったからです。しかし、日本という国はそんな過去の遺産を保護せずに、さらには無くしてしまおうとしています。

古い物は悪い物で、新しい物が良いと言うことではなく、古くても良い物は良いし、新しくても悪い物は悪いのに古いと言うだけで悪と決めつけてくる様です。

2015年に自動車税制度が変更となり、ガソリン車は初年度登録から13年経過したものは自動車税が15%アップする事になりました。今回はそんなふざけた日本の税制や対応について今一度考えていきたいと思います。

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古い車を増税する薄すぎる根拠

古い車を増税する理由は「環境負荷が大きいから」という理由で増税を行った日本。

何を基準に環境負荷が大きいのかは不明だし、13年という年数の区切りの根拠すら無いとても残念な増税です。

国交省自動車局や財務省主税局に聞いてみたが、なしのつぶて。ようやく辿り着いたのが総務省都道府県県税課の篠崎さん。
 
「平成13年度に始まったグリーン化税制は、環境配慮型税制で自動車の環境負荷に応じて自動車税の軽課または重課が始まりました。環境に優しいクルマを増やし、環境負荷が大きい車への重課が主な目的ですが、13年超となっているのは自動車の平均使用年数から決めています」
参考:gendai.ismedia.jp

なんとも根拠の薄い理由です。

確かに13年というのは新車登録から抹消までの平均というデータがあるのかも知れませんが、それを全ての車に適用してしまうのはあり得ません。環境負荷を考えるなら排気ガスの排出量やNOxの排出量で区切ったら良いのにどうしてこんな横暴なやり方をするのでしょうか。

エコカーに買い換えることがどれだけエコじゃ無いのかは既に結論が出ています。

エコカーの言う低公害とはその車両が走行する周囲の限定的な環境に対しての低公害を示していて、例えば電気自動車の動力の電気を発電する際に排出される大気汚染物質等に関しては考慮されていないし、新しく車を製造する過程や車を破棄する過程での大気汚染部室や温室効果ガスも考慮されていないのです。

つまり、エコカーは生産から破棄の全体を通してみると決して低公害とは言えない場合もあります。
参考:低公害車政策とその問題点

結局は環境負荷というのは建前であり、乗り換えの新車需要を増やすために増税しているに過ぎません。こんな一時的な効果を狙うより長期的に考えた政策をキチンと行って欲しいです。

自動車大国日本なのに、過去の歴史的文化遺産という旧車を保護しないというだけでは無く、保護しにくくするというのはかなり理解しがたい現状です。

「もったいない精神」とか「物を大切に使う」とかさんざん言っておいて結局そんなの嘘だったなんてあまりにも酷いです。

使える物を捨てて、新しい物を無理に買わせるなんてエコでも何でも無く究極のエゴでしょう。

世界的に見ても日本の自動車税の過剰負担は目立つ

日本の自動車税は日本自動車工業会の調査によれば、ドイツの約2.4倍、イギリスの約1.4倍、フランスの約6倍、アメリカ合衆国の約14倍となっていて、非常に高額なことがよく分かります。

若者の車離れを食い止めたいのに、税負担で所持させないようにするし何がしたいのかわかりません。

欧州には古い車に対して税の優遇処置がある

日本は前述の通り、古い車に対して思い増税を課しているのに対して、欧州では古い車に税の優遇処置を行っています。

例えば、スイスにはコレクターズナンバーというものがあり、30年以上の前のコンディションの良い車であり、年間3200km以内の走行距離で、車検は6年ごとに受ける必要があります。所有者は3代以上車を所有しているとコレクターズナンバープレートを受け取ることが出来ます。

1枚のナンバーにつき、20台まで所有可能になり税金は排気量が1番大きい所有者のみにかかります。

日本にも是非クラシックカー保護を目的とした優遇措置を行って欲しいですが、新しい車を優遇して古い車に思い課税を課している様では期待できませんね。

自動車税の従価税分の廃止・恒久化禁止を求める署名活動

やはりどう考えても、13年超の自動車税増税は根拠を欠いていると感じます。とても不公平であり、とても横暴です。

このとてもふざけた税制に対して、オンライン署名サイト「Change.org」では廃止・恒久化禁止を求める署名活動を行っています。現在64,338人の賛同者がいて、署名集め完了の75,000人まで残り少しです。賛成できる方は署名して活動をサポートしましょう。

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執筆者 SOCOM

横浜生まれ横浜育ち!GTASAをきっかけに2006年1月にブログを立ち上げ、当時はGTASAを中心に紹介していました。その後、動画制作や写真撮影・編集、音楽制作等に興味を持ち始めて、広く深く様々なジャンルに手を出していきました。自動車、ゲーム関係、今日のプリウス系が得意なのでその分野で読者の皆さんの役に立つ記事を書いていきます。

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2 コメント

  1. まったくもって賛同ですよ…
    若者の車離れの一番は金がかかりすぎるというところだと僕も思います
    保険だけでもそれなりのお金がかかるのに自動車税でもってかれすぎて好きな車を選べないですよね…
    自分の乗りたいのもそろそろ10年経ちますし 増税も時間の問題ですね
    R34なんて まだついこないだの感覚ですね… 時間経過に思いっきりブーストかかってますw

    • ですよねー
      圧倒的に日本は税収足りてないのはわかるけど二重課税はどうかと思うし、取れるところから取れるだけ取るみたいな考えもどうかと思う。

      オレもだけど、車に関しては2000年頃から歴史が止まってて、変な感覚に…w

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