2018年1月8日成人の日に多くの新成人を当惑させた、横浜市の振り袖業者「はれのひ」の篠崎洋一郎社長が本日横浜市内で記者会見を行いました。
横浜地裁は26日午前に「はれのひ」の破産手続き開始を決定し、破産申し立て代理人弁護士は「社内に約1,200着の振袖が保管されているのを確認した。」とコメントしました。負債総額は約6.35億円で、3億円以上あると想定されている客の損害を含めると10億円を超える見通しです。
また、客が購入したり、着付けのために預けていた振袖に関しては「順次返還していく方針」と弁護士がコメントしました。
代々伝わる振袖だったり、形見の振袖のような新成人の大事な振袖は返還されるとのことで、今日まで心配していた被害者の方にはとりあえずに吉報となりました。
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社長、会見し謝罪「急激な出店でコスト拡大」
晴れ着のレンタル・販売会社「はれのひ」(横浜市)と契約した新成人に、今年の成人の日に振り袖が届かなかった問題で、同社の篠崎洋一郎社長が26日、横浜市内で記者会見し、冒頭「お客様をはじめ、取引先にご迷惑、ご心配をおかけしたことを深くおわびします。申し訳ございませんでした。本日まで説明が遅れたこともおわびします」と謝罪した。
振り袖が届かなかった経緯について篠崎社長は、「急激な出店で人件費などのコストが拡大し、M&A(企業の合併・買収)の実現などに取り組んだが、売り上げの減少に歯止めがかからず、成人式当日の着付けの費用の支払いのめどがたたなくなり、このようなことになった。一生に一度の成人式を台無しにし、取り返しのつかない事態になった」と説明した。
成人の日以降は、知人宅にいたといい、「対応に苦慮し、ことの重大さは分かっていたが、きょうまで会見が遅くなってしまった。毎日、とても寝られる精神状態ではなく過ごしていた。(被害にあった)家族のことを思うと心が痛む日々だった」と話した。また、インターネット上のフリーマーケットアプリなどに大量の振り袖が出品されていたことへの関与について「私は一切、転売はしていない」と否定した。
横浜地裁は26日午前に、同社の破産手続き開始を決定。会見に同席した同社の破産申し立て代理人弁護士によると、負債総額は約6億3500万円。ただし、3億円以上あるとみられる客の損害は含めておらず、最終的に負債は10億円を超える見通し。債権者数は約1600人に上り、うち約1300人が客という。未払いの賃金も社員35人に対して約1800万円あり、社内に約1200着の振り袖が保管されているのを確認した。
参考:mainichi.jp
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