
2026年3月4日、米国防総省が2本の攻撃映像を公式に公開しました。1本目はスリランカ南部沖でイラン海軍フリゲート艦「IRIS Dena」に魚雷を命中させた瞬間を捉えた潜水艦の潜望鏡映像、2本目はイラン・イスラム革命防衛隊(IRGC)海軍の主力戦闘艦「IRIS シャヒド・サイヤド・シラジ」への爆撃映像です。この記事では公開された映像の内容と、それぞれの攻撃の背景をまとめます。
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スリランカ沖でフリゲート艦「IRIS Dena」を魚雷で撃沈
Footage of a US aircraft bombing the Iranian IRGC Navy’s Soleimani-class corvette IRIS Shahid Sayyad Shirazi.
— OSINTtechnical (@Osinttechnical) March 5, 2026
At least one of the Iranian corvette's Ghadir antiship missiles cooks off, flying out of its amidships launcher. pic.twitter.com/mjD429gyh8
Footage from U.S. Central Command's Operation Epic Fury, capturing a precision airstrike on the Iran Navy's Soleimani-class corvette IRIS Shahid Sayyad Shirazi near Bandar Abbas on March 4. Note how a Ghadir antiship missile detonates prematurely in its launcher due to impact. pic.twitter.com/JHEU8xene5
— Prediction Theory (@predictheory) March 5, 2026
何が起きたのか
2026年3月4日早朝(現地時間)、スリランカ南部沖の公海上でイラン海軍のフリゲート艦「IRIS Dena」が沈没しました。乗組員は約180人で、同日午前6〜7時ごろに遭難信号が発信されました。
ヘグセス米国防長官はその後の記者会見で、米潜水艦がMK-48重魚雷によりIRIS Denaを撃沈したと正式に認め、「国際海域で安全だと思っていたようだが、静かな死を与えた」と述べました。
被害状況
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 乗組員数 | 約180人 |
| 死亡確認 | 87人(遺体収容) |
| 救助 | 32人(重傷で病院搬送) |
| 行方不明 | 約60人 |
| 救助主体 | スリランカ海軍・空軍 |
なぜスリランカ沖にいたのか
IRIS Denaは2026年2月18〜25日にインド東部ヴィシャカパトナムで開催された国際観艦式「MILAN 2026」に参加した後、イランのバンダレ・アッバース軍港へ帰投する途中でした。スリランカ南端を回ってインド洋を西へ進む帰路上で、突然の攻撃を受けた形です。
歴史的な意味
米潜水艦が水上艦を魚雷で撃沈したのは第2次世界大戦後初めて(約81年ぶり)の出来事です。原子力潜水艦による誘導魚雷での水上艦撃沈としても史上初の事例とされており、軍事史上きわめて異例の攻撃となりました。ペンタゴンは攻撃直後、潜望鏡から撮影した映像を異例の速さで公開しています。
米軍機がIRGC海軍の主力戦闘艦「IRIS シャヒド・サイヤド・シラジ」を爆撃
https://t.co/PiqQpVIrMu pic.twitter.com/Wc1e0B0um7
— Department of War 🇺🇸 (@DeptofWar) March 4, 2026
何が起きたのか
同日、イラン・イスラム革命防衛隊(IRGC)海軍の主力水上戦闘艦「IRIS シャヒド・サイヤド・シラジ」に対して米軍機が爆撃を実施しました。この艦はIRGC海軍の中でも主力の水上戦闘艦として位置づけられており、攻撃映像も公開されています。
エピック・フューリー作戦との関連
今回の2つの攻撃はいずれも、2026年2月28日に米国とイスラエルが開始したイランへの大規模軍事作戦「エピック・フューリー作戦(Operation Epic Fury)」の一環とみられています。米国防総省の発表によれば、この作戦でこれまでにイラン海軍艦艇20隻以上を撃沈しており、イラン海軍は事実上壊滅状態にあるとされています。
2つの攻撃を比較
| 項目 | IRIS Dena(魚雷) | IRIS シャヒド・サイヤド・シラジ(爆撃) |
|---|---|---|
| 攻撃手段 | 米潜水艦のMK-48重魚雷 | 米軍機による爆撃 |
| 発生場所 | スリランカ南部沖・公海上 | 非公開 |
| 所属 | イラン海軍(正規軍) | IRGC海軍(革命防衛隊) |
| 映像公開 | あり(潜望鏡映像) | あり(爆撃映像) |
| 歴史的意義 | 第2次大戦後初の米潜水艦による水上艦撃沈 | IRGC主力艦への直接攻撃 |
戦域の拡大——中東からインド洋へ
これまで「エピック・フューリー作戦」の戦域はペルシャ湾とイラン本土が中心でしたが、今回スリランカ沖(イランから3,000km以上)での撃沈が明らかになったことで、米軍がインド洋全域をイラン海軍への脅威空間とみなしていることが示されました。
日本のシーレーンにも関わるこの海域での軍事衝突に対し、日本船主協会はペルシャ湾に船舶44隻が航行中として「事態は深刻で安全を最優先に対応する」とコメントしています。
まとめ
- 米国防総省が2本の攻撃映像を公式公開——潜水艦の潜望鏡映像と爆撃映像
- 米潜水艦がスリランカ沖でIRIS Denaを魚雷で撃沈、87人死亡・約60人行方不明
- IRIS Denaはインドの国際観艦式からの帰途中に攻撃された
- IRGC海軍の主力戦闘艦シャヒド・サイヤド・シラジにも米軍機が爆撃
- エピック・フューリー作戦全体でイラン海軍艦艇20隻以上が撃沈され、事実上壊滅状態
- 戦域が中東からインド洋に拡大し、日本のシーレーンへの影響も懸念される
※本記事は2026年3月4日〜5日時点の各報道機関(ロイター・時事通信・朝日新聞・Bloomberg等)の情報をもとに作成しています。状況は刻々と変化しているため、最新情報は各報道機関でご確認ください。
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