実銃よりもゲームが、銃乱射事件を起こす犯人に影響を与えていると、意味不明なコメントをするアメリカ・トランプ大統領がいかに的外れなのか、またしても研究結果が証明してしまいました。
以前から「暴力的なゲームをプレイすると人は暴力的になる」という根拠のない暴論を武器に、ゲーム規制を進めたい一部勢力がいます。
そんな根拠のない暴論に対しても、ゲーマー達は実験を行い、実際にゲームの影響はないことを実証してきていました。
今回の実験では暴力的なゲーム代表と言っても過言ではない、世界一売れているゲーム「グランド・セフト・オート5(GTAV)」をプレイするグループ、神視点で他人の人生を自由狂わせる事が出来るゲーム「The SIMS3」プレイするグループ、全くゲームをプレイしないグループの3つに分けられました。
ゲームをプレイするグループ2つについては、8週間毎日少なくとも30分間ゲームをプレイしています。
また、被験者については事前に心理テストを実施して問題が無いか確認し、過去6ヶ月間ほとんどゲームをプレイしていない18歳から45歳までの成人男女90人を対象にしています。
被験者には「ゲームをプレイし始める直前」「2ヶ月間のプレイ期間が終了した直後」「その後2ヶ月が経過したとき」の3回のタイミングでアンケート調査を行い、ゲームの影響の有無を測定しているようです。
こうして得られた結果を元に、研究チームは208件の比較を実施しました。
その結果、3件の結果においてゲームによって影響を受けたことが95%の確立で見つかりましたが、残りのデータからはゲームによって影響を受けたことに有意差は認められなかったとのこと。
この結果から研究チームは「暴力的なゲームをプレイしても有害な影響はない」と結論づけました。
確かに、極少数ゲームを現実と区別できないサイコパスみたいな奴はいるだろう。一般的には頭がおかしい人と区別される人たちだ。
しかし、そんな極少数の人に常識をフォーカスさせるんじゃなくて、大多数の区別できる人にフォーカスすべきだろう。
極少数のサイコパスが、事件を起こすなら武器になるもの自体を規制すればいい話なんだけどね…
てか、現実問題事件起こしてからじゃないと対処できないよ。誰にも未来はわからない。どうしようもない。
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バイオレンス感満点の「グランド・セフト・オート」を2カ月間プレイしても人は暴力的にならなかったことが判明
「暴力的なゲームをプレイすることで人はその影響を受けて暴力的な人になるのか否か」という論争が存在します。銃乱射事件が多発するアメリカでも暴力的なゲームや映画を規制すべきだという意見が取り沙汰されますが、暴力的な描写がこれでもかと登場するゲーム「グランド・セフト・オート」を2カ月にわたってプレイした影響を調査した研究結果からは、その影響はほぼ確認できなかったことが明らかになっています。
参考:gigazine.net
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