今年も早いもので12月です。まもなく2016年も終わろうとしています。みなさんにとって2016年はどのような年でしたか?
私にとっては念願叶ったエキサイティングな年でした。
さて、年末になると社会人のみなさんは予定表が飲み会だらけになっていると思います。会社の忘年会や友達との忘年会、普通の飲み会と様々な会が予定表に記載されている事でしょう。
そんな忘年会というか会社の飲み会についてよく言われることが「最近の若者は飲み会が嫌いだ」という意見。なんか色んなところで若者の忘年会・飲み会についての意見が出ているようなので、飲み盛りで10代というピンポイントで若者のオレ様も意見をはき出そうと思います。
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別に若者は飲み会や忘年会が嫌いなわけじゃない
年配の人や上司の人はまず大きな勘違いをしています。まず認識を改めてもらいたいと思います。
若者は飲み会が嫌いでは無い
という事です。
よく聞く話で「最近の新入社員(若手社員)は飲み会に誘っても来てくれない。」、「飲み会を嫌がっている。」という事ですが、それは当然のことです。なぜなら会社の飲み会だからです。
会社では上下関係があり、上司部下という立場があり、会社と社員は利害関係で結ばれています。会社という組織と社員はお金を与えて労働力を買うという関係以外の何者でもありません。そんな関係性の会社の行事(忘年会・飲み会)になぜ参加しなくてはならないのか?
忘年会や飲み会はほとんどが半強制的な行事だと思います。それなのに利害関係の会社からはお金が与えられない。飲み会に参加することは無給で仕事をさせられていると言うことです。
そりゃ、普通に考えて嫌でしょ?
しかも、参加者から会費とる会社もあるんでしょ?ありえないでしょ?
例えば、会社の飲み会という行事ではあるけど上下関係や上司部下という関係を一切撤廃したら良いのかもしれませんが、現実的にそれは不可能です。
管理職にあたる今の中年や定年間近の役職の人達が新入社員・若手社員だった頃はどうだったかしりませんが、会社の飲み会でもヒエラルキーの上層部に当たる人からすれば会社の飲み会は楽しい事でしょう。
だって、自分より立場が下の部下がいるから自分に気を使って貰えるし、自分が話す意味のわからない話を聞いてくれて褒めてくれるんだから。
それを社員の交流を深めるという理由で強制している飲み会に何が悲しくて参加しなくてはいけないのか。
若者は飲み会は好きだけど、会社の飲み会は嫌いだっていうのはこれでよくわかったよね?
大学生も20代の若者も飲み会は好きな人は多いと思うよ。禁煙で友達だけが参加者の飲み会ならね。
興味の無い上司と酒を飲むことほど無駄な時間は無い
年功序列制が徐々に無くなってきているとはいえ、まだまだ根強く残っている日本の会社では、年を重ねているだけで無能な上司や使えない上司が沢山居ることでしょう。
そんな全く興味の無い上司と飲みに行く時間ほど無駄な時間は無い。
自分の時間を使って、最悪お金を払ってまでなぜ興味のない人間と飲まないといけないのか?
上司やってる人で部下が飲み会を嫌いだと思ってる人は、基本的に尊敬も興味も持たれていない、もしくは凄く気が合わないと思われていると思った方が良いかもしれません。
逆に多くの上司の立場の人間が「最近の若者は飲み会が嫌いだ」と思っているなら、日本の危機だよね…
尊敬できる上司なら是非飲み会にご一緒したい
日本でも「最近の若者は飲み会が嫌いだ」という意見に対して、「全然そんな事無いんだけどな…」と思っている上司の人もいることでしょう。
それは、あなたが部下から尊敬されていると言うことです。
自分の価値観を高めるために、自分より有能な仕事のできる尊敬できる会社の人(同僚・上司)と若者が飲みに行きたいのは当然です。
自分の時間を割いて、お金を払ってまで飲み会に参加したいのは自分に利益があるからです。
使えない上司や気が合わない上司と飲みに行っても百害あっても一利なしです。
また、とても残念な事に「若者は飲み会が嫌いだ」とは思っていない人の中でも、ただ部下に気を使わせているだけの人もいると思うので気をつけましょう。
特に女性社員は悲惨だと思う
コレはオレもビックリしたことだけど、基本的に男の社会人の会話って「仕事・女(風俗・キャバクラ)・賭博(パチンコ・スロット・麻雀)」の3つがとても多いです。
営業で中小企業の代表と話をすると、結構な確率でこの3つが話題になります。飲み会で酒が入っているなら更にストレートにこの3つが話されます。
男性社員だけの飲み会なら良いと思いますが、この中に女性社員がいてもおそらく全く面白くなく、むしろ不快感を覚えることだと思います。
男性上司は女性部下を飲み会に連れて行くことで、飲み会の紅一点になり、配膳作業やお酌作業などをさせて話も聞いてくれる女性となり、とても気持ちの良い飲み会にすることができます。
しかし、女性にとっては苦痛以外のなにものでも無いでしょう。
若者を飲み会好きにさせるにはこの方法を使え
あなたの会社に入ってきた新入社員が一人の場合は使えませんが、複数人入ってきて上下関係が確立されていないのであれば「飲み会代」を渡しましょう。交際費の経費でもポケットマネーでも何でも良いです。
いや、ウソです。
ウソって訳でも無いけど、根本的な解決にはなりません。
飲み会問題を解決できるのは単純なことです。
尊敬される上司になりましょう。
これ以外ありません。唯一の解決策です。
忘年会や飲み会は確かに良い交流の場となる事でしょう。ただし、効果を発揮するのは全員が参加したくて参加しているという条件の下です。強制参加ではむしろ逆効果にしかなりません。
日本の会社の上司達が仕事ができて、部下に尊敬される上司になれる様に祈っています。
今年は自分らだけが楽しい忘年会では無く、参加者全員が楽しい会社の忘年会をお過ごし下さい。
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