菅官房長官は10月23日に臨時の緊急会見で、シリアで武装組織に拘束されていたフリージャーナリスト・安田純平(ウマル)さんが開放された可能性が高いと発表しました。
この中で菅官房長官は、「本日、日本時間午後7時40分ごろ、3年前にシリアで拘束された安田純平氏が、早ければ本日中に解放されるという情報がカタール国からもたらされた。その後、日本時間午後9時ごろ、カタール国からの連絡として、安田純平氏が解放され、トルコ当局のアンタキヤの入管施設にいるとの情報がもたらされている」と述べました。
そのうえで、菅官房長官は、「現在、トルコ当局などを通じて人定関係を確認中だが、諸般の情報を総合すれば、安田純平氏本人である可能性が高いものと考えられ、その旨を安田氏のご夫人にもお伝えした。なお人定関係の確認には、一定の時間を要する見込みだ」と述べ、政府として確認を急いでいることを明らかにしたうえで、解放されたのは安田さん本人の可能性が高いという認識を示しました。
今年の7月に安田さんとみられる人物が、オレンジ色の服を着た状態で「私の名前はウマルです。韓国人です。きょうの日付は、2018年7月25日。とてもひどい環境にいます。今すぐ助けてください」と話す動画が投稿されました。
安田純平さんに関しては様々な情報が錯綜しています。
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菅官房長官の緊急会見
安田純平さんのパスポートに関する情報
https://twitter.com/Yuu14Sunplas/status/1024546658531467264
安田純平さんが拘束前に投稿したツイート
戦場に勝手に行ったのだから自己責任、と言うからにはパスポート没収とか家族や職場に嫌がらせしたりとかで行かせないようにする日本政府を「自己責任なのだから口や手を出すな」と徹底批判しないといかん。
— 安田純平 (@YASUDAjumpei) April 3, 2015
テロリストとか過激派とか、あんなの全部外国人だとか、それぞれを確認もせずに言うことで無差別殺戮を正当化してきたのが対テロ戦争。シリアへ行った2012年にも「反政府側なんて全部外国人、全員イスラム過激派」という陰謀論があり、ほんとかよ、と思って当事者たちに会いに取材に行ったわけだ。
— 安田純平 (@YASUDAjumpei) June 18, 2015
シリアのコバニには欧米からもアジアからも記者が入っていて、フェミニストの若い女性やら学生メディアやってる大学生やらまで集まっているが、日本は経験ある記者がコバニ行っただけで警察が家にまで電話かけ、ガジアンテプからまで即刻退避しろと言ってくるとか。世界でもまれにみるチキン国家だわ。
— 安田純平 (@YASUDAjumpei) June 19, 2015
現場を否定するということは個々の人間の存在を否定するに等しいと思う。せっせと取材の邪魔をする安倍政権とかその支持者とか、現場なんか見なくてもネット見てれば全て分かるとか言っているネトウヨとかネトサヨ陰謀論者とか、根本的な問題としてそのあたりが共通してあるのだと思って見ている。
— 安田純平 (@YASUDAjumpei) June 20, 2015
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