Win10対応でセクタサイズが違うディスクの間のクローン・復元も可能な「EaseUS Todo Backup Home 10.0」

Win10対応でセクタサイズが違うディスクの間のクローン・復元も可能な「EaseUS Todo Backup Home 10.0」バックアップやリカバリー、データ復旧ソフト等で高い信頼性がある「EaseUS(イーザス)」ですが、以前紹介した「EaseUS Todo Backup Home 8.5」がバージョンアップしてEaseUS Todo Backup Home 10.0としてリリースされました。

今回のバージョンアップではUIが更新されたり、システムクローン性能の向上セクタサイズが違うディスク間のクローン・復元も可能になってリリースされました。

本ソフトはバックアップやクローン作成・復元などが無料で行える「Todo Backup Free 10.0」と、その上位版に位置する「Todo Backup Home 10.0」があり、両ソフトの最大の違いはバックアップ&復元スピードとなっているので、両ソフトをインストールして実際にスピードを試していきたいと思います。

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バージョンアップでセクタサイズが違うディスクの間のクローン・復元も可能に

バックアップ速度を比較する前に、10.0で追加された機能で一番ユーザが助かる昨日について解説していきたいと思います。

HDDやSSDのディスクへの最小記録単位がセクタサイズと呼ばれます。セクタサイズには大きく分けて「512セクタ」と「4Kセクタ」の2種類があります。従来のHDDの使用では512バイトが最小の単位でしたが、4Kセクタと呼ばれる新規格が技術の進歩により登場しました。なんと最小単位が8倍に増えて4096バイトが最小単位となりました。

記録ディスクのクローンを作成するときに、512セクタのHDDを4KセクタのHDDに複製しようとするとセクタサイズが違うためエラーが発生してしまい、正常にクローンを作成することができません。

「EaseUS Todo Backup Home 10.0」では、クローン元とクローン先のセクタサイズが違う場合でもソフト側で調節して簡単にクローンを作成することができる様です。

面倒な作業を全部ソフトがやってくれるので、特に難しい事を考える必要はありません。

比較するファイルバックアップの設定

比較するファイルバックアップの設定今回テストするファイルバックアップはファイルでゴチャゴチャしているけれども、大切なファイルが多く含まれて居る「ドキュメント」や「デスクトップ」でテストを行っていきます。

バックアップオプションの圧縮は標準でパフォーマンスの優先度は中というデフォルト設定そのままで実行していきます。

・バックアップ対象の容量:49.6GB
・ファイル数:47021個
・フォルダ数:2705個

EaseUS Todo Backup Home 10.0でのパフォーマンス結果

EaseUS Todo Backup Home 10.0でのパフォーマンス

・バックアップ完了までの時間:28分16秒
・バックアップファイルの容量:48.3GB

EaseUS Todo Backup Free 10.0でのパフォーマンス結果

EaseUS Todo Backup Free 10.0でのパフォーマンス結果

・バックアップ完了までの時間:30分30秒
・バックアップファイルの容量:48.4GB

有料版「Home」の方が有利な結果

結果としては有料版の「EaseUS Todo Backup Home 10.0」が有利な結果となりました。しかし大きな差が開いたかというとそういうわけでも無く、この結果に有意差があるのかは微妙な所です。正直誤差の範囲だと思います。

この結果が誤差では無い場合、1TB程度の大容量バックアップを行う場合単純計算で約40分程度の差が生まれることになります。ファイル数やフォルダ数によって時間は左右されると思うので、あくまでこの結果を基に単純計算した場合です。

嬉しい事に無料版「Free」と有料版「Home」の機能上の大きな差は「Outlookのバックアップ及び復元」「異なるPCまでシステムを移行」です。それ以外にも「一部のファイルを除外してバックアップ」、「無料技術サポートサービス」、「Eメール等各種通知」といった機能が制限されています。大容量のバックアップを取り扱う場合や、Outlookを利用している、異なるPCでシステムを移行する場合は有料版の「Home」を導入するか検討した方が良いと思います。

10.0でもOutlookのバックアップが選択の要

「EaseUS Todo Backup Home 10.0」と「EaseUS Todo Backup Free 10.0」を選ぶ上では従来のバージョンと大きく制限が変わることはないので、10.0でもOutlook使用の有無が大きな選択のポイントとなります。

ユーザにはとても嬉しい事に無料版の「EaseUS Todo Backup Free 10.0」でも十分に必要な機能を備えており、バックアップ速度も誤差の範囲であることから、十分常用ソフトとして活用できます。UIもよりシンプルでわかりやすくなり、動作も軽く、簡単に操作が行えるので、パソコンに詳しくなくても十分にソフトを使用することができると思います。

導入予定の方は製品の機能比較ページで「Home」と「Free」の違いを確認してみて下さい。Home版も3,980円と比較的安価なので気軽に導入可能だと思います。

機能面では特に残念なポイントはありませんでしたが、バージョンが10.0になっても相変わらず、動作中の残り時間表示があてにならないことが非常に残念です。今回のテストでも約5分と表示されていましたが、約30分かかるという結果に。残り時間の表示をある程度近づけるのは難しいのでしょうか?

とはいえ、気になる所は本当にその程度で、バックアップソフトとして常用利用するソフトを決めかねている方には非常にお勧めのソフトだと思います。有料版「Home」には体験版もあるので是非検討してみて下さい。
・参考:jp.easeus.com

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執筆者 SOCOM

横浜生まれ横浜育ち!GTASAをきっかけに2006年1月にブログを立ち上げ、当時はGTASAを中心に紹介していました。その後、動画制作や写真撮影・編集、音楽制作等に興味を持ち始めて、広く深く様々なジャンルに手を出していきました。自動車、ゲーム関係、今日のプリウス系が得意なのでその分野で読者の皆さんの役に立つ記事を書いていきます。

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