今の時代は何をするにもスマホでできる様に、機能をスマホに集約する時代がやってきています。
一昔前までは日本では現金派が大量にいましたが、最近ではスマホで決済する人もかなり多くなってきました。
クレジットカードもスマホアプリで仮想的に利用できる物が出たり、免許証や証明書なども現物ではなくスマホで利用できる様な計画も出てきています。
そんな中スマホを車のキーとして利用する規格「Digital Key」が昨年発表され、Appleやホンダ、トヨタなどを含む業界内でも有力な78社が技術を開発した業界団体「The Car Connectivity Consortium(CCC)」に参加しています。
今後はスマホで、車の鍵を開閉する時代がやってきそうです。
そこで今回は時代を先駆けて、スマホアプリから車の操作や管理ができるアプリ(Android / iOS対応)を開発しました。
※追記
2019年のエイプリールフール企画記事です。
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実際にアプリを使ってBNR34を操作するデモ動画
今回開発したアプリ「Is(インテリジェントキーアプリ)」
アプリの名前は「Is(インテリジェントキーアプリ)」といい、車を総合的に管理したり、操作することができるものです。
新しい車や、新しい時代の技術を旧車に取り込んで、旧車も便利に使えるようにするためにこのアプリを開発しました。
このアプリはクラウドシステムを採用していて、場所や端末を選ぶ必要無く車の操作が可能です。
また、管理者ユーザが承認したユーザも同様に操作することが可能なので、カーシェアや鍵がなくて困っている状況でも使うことが可能です。
鍵の開閉やセキュリティ通知から車両の情報まで表示可能
このアプリでは鍵の開閉はもちろん、車両の状態を詳細に確認することができます。
例えばドアはの開閉状況、トランクやボンネットの状態や、アラーム・セキュリティの作動状況まで、アプリを立ち上げるだけで確認することが可能です。
またセキュリティに反応があった場合はプッシュ通知し、アプリでログの確認も可能です。
他にもオイル量やガソリン残量、走行可能距離の表示、車内温度等も確認可能です。
スポーツカーで、油温や水温等の表示が必要であればそれらの表示も可能です。
エンジンスタートも遠隔でリモート操作可能
鍵の開閉ができるのであれば、当然エンジンの始動も可能になります。
夏の猛暑で熱々に熱された車内を事前にエンジンを始動して、エアコンを動作させて快適にする事や、冬に極寒の車内を暖めるために事前にエンジンを始動し、水温を上げて暖房で車内を快適にすることができます。
自動車盗難は絶対に許さないためのGPS機能
最近は自動車窃盗団がプリウスを盗み、そのプリウスの静音性を利用して犯罪に利用する事がかなり多くなっています。
自動車盗難にもプリウスでやってくることがかなり多く、気配を消すのに一役買っています。
そんな中、国産スポーツカーの盗難が尋常じゃないレベルにまで増加していて、特に90年代スポーツカーが狙われています。
Twitter上では毎日の様に盗難被害の報告が上がっていて、隙を見せてしまうといつ盗まれてしまうのかわからない状況が今の日本です。
このアプリでは、GPS機能により車の位置をリアルタイムで把握することができ、強盗被害や盗難被害にあってしまった場合はアプリからエンジンを強制的に止めて自走不可にする機能があります。
車の現在地をそのまま110番通報に通知して、警察に伝えつつ通報できる機能もあります。
対応車種はECU搭載の車なら基本的に無改造で簡単対応可能
車両でのテストは主に「日産 R34 スカイラインGT-R」で行っていますが、ECUがついている車なら80年代やそれ以前の車でも基本的にはアプリが使えるように設計してあります。
このアプリは今までにスマホアプリではあまり使われてこなかった、Wizard of Oz法(以下WoZ法)を用いて動作を実現しています。
それ故に幅広く、ほとんど車を選ばずにキーレスや後付けでもキーレス化されている車なら、無改造で対応させることが可能になっています。
基本的にWoZ法を用いれば、物理的に実現できていることで再現できないことは無いと思うので、このアプリではWoZ法を用いて動作を実現しました。
しかし、普通の日であればこのような動作方法は絶対に採用されることは無いと思うので、今後の開発は今日をもって終了したいと思います。
最後に、自動車盗難の被害者が少しでも減って、被害者の泣き寝入りが少しでも少なくなることを祈りたいと思います。
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