最近は昔と比べて何かと若者の~離れと揶揄されています。時代の変化と様々な要因が重なり若者が離れていくというのも重々承知ですが、これだけは言っておきたい。
ただ金が無いだけ
車が必要ないって言っている若者はただ金が無いだけ。東京23区が生活圏だったとしても車が有るのと無いのどっちが良いの?って言われたら無いより有った方が良いでしょ。それは間違いないわ。
今回紹介するアンケートでも72%が「経済的な余裕のなさから車を所有できない」と考えているからやっぱりただ金が無いだけだよ。
こちらの記事もオススメです!
新成人の車にかけられるコストは1万円以下/月
ソニー損保が1000人からカーライフの意識調査を行った「2016年 新成人のカーライフ意識調査」ではなかなか面白い統計が取れています。もうオレには色んな意味で衝撃だけどよく考えると納得いく結果だわ。
まず2016年の新成人は1ヶ月に車にかけられるコストとして考えている額が54.8%が1万円以下です。この新成人達の中で車というものが平均で何位の優先順位に位置するのか分かりませんが、87.5%の人が車を所持していないので実際に維持コストがどれくらいかかるか分かっている人は12.5%しか居ません。そんな新成人の回答が1ヶ月1万円以下です。
1万円以下だとまず任意保険には入れませんね。駐車場代と税金・車検、メンテナンス費用の積み立てと微々たるガソリン代でしょうか?
この経済力が現状の若者だと強く認識しなくてはいけません。若者の車離れと煽った結果、無理して車に乗るようになって若者と事故ったら無保険車で全額自分で負担することになる未来のできあがりです。
車を所持するために必要な手取り月収は23.3万円
これも面白い結果です。ちなみに都市部(25.1万円)と地方部(22.8万円)では平均額に2万円の差があります。これは駐車場代等の兼ね合いだと思います。
地方の人に都市部の駐車場代を伝えると悲鳴を上げられることが多いですが、新宿ぐらいの都市部だと3~4万円/月が相場です。駅近で良い所だと5~6万円/月が普通です。新宿で生活していたら貧乏人はまず車は持てないよね。
しかし、手取りで23万というのは都市部でもなかなか難しい数字かも知れません。田舎だと更に厳しいでしょう。額面で30万円ぐらいの月収でようやく24万円です(保険年金税金は20%計算)。
普通自動車免許を持っているのは全体の54.8%
え?今って免許持ってない人こんなに居るの?これは免許代すら出すのが厳しい世帯が増えているから?それとも免許代が貰えるなら免許じゃ無くて他に使うって言うこと?どっちだろ。前者だったら恐ろしすぎる…
欲しい車は「アクア」「プリウス」のエコカーがワンツーフィニッシュ
例年エコカーと軽が人気車種上位に来ていますが、1が月のコストを1万以下に抑えたいなら車の外見なんか度外視で燃費性能なんでしょうね。0.01でも燃費性能が高い方が安く移動できるから人気なんでしょう。
でも、これって相当危惧しなくちゃいけない事態だと思うよ。現実的すぎて夢の一欠片も無い結果だぜ?
-
1位.ブガッティ ヴェイロン
2位.ランボルギーニ ガヤルド
みたいなランキングが若者らしいと思ってしまうオレの頭は世代遅れなのかも知れない。でも、これ聞かれているのはあくまで“欲しい車”貴方が買うならって質問じゃないんだぜ?もっと夢があふれてても良いと思うんだけど、この画像を見てしまうとあながちこれが本当の”欲しい車”なのかも知れない。
車は単なる移動手段としての道具という考えが56.5%
この結果は全ての自動車関係者を震わせる結果だと思う。今の若者には「車を運転する楽しみ」が伝えられていないって事だよね。少しの希望は2位が「運転することそのものを楽しむもの」21.6%と言うこと。この数字をどうやって増やしたら良いのかっていうのが大きな課題だ。
単なる移動手段としての道具として売るなら月々1万円で所持できるシェアリース車みたいな商品を売り出せば完璧だけど、そんなつまらないことしたら日本の自動車は死ぬ。どうやって月々1万円以上かけてくれて、出費の優先順位が上がってくれる「運転することが楽しい車」を作るかが当面の課題だよね。超難しいけど。
若者の車離れを食い止めるには自動運転じゃ無くて維持費の削減
CarMeでソニー損保のアンケートから若者のクルマ離れを食い止めるには「自動運転」を発達させるしか無いのか?という記事が書かれています。
オレは間違いなく自動運転車が発売されても食い止められないと思う。
ソニー損保のアンケート結果からもよく分かるように車は欲しいけど金が無いから持てないという若者が圧倒的多数なのに、普通車より高い価格帯になる自動運転車が発売されたところで所持できないでしょう。500万で発売されたとしても若者にはまずローンが組めない。欲しくても買えないので、現状と大して変わるところは無いと考えます。
自動運転車が普及していく可能性はとても高いですが、それよりも日本の自動車にかかる税金・固定費を削減することが若者の車所持率を上げるキーになると考えています。
ソニー損保のアンケート結果は過去との比較に有意差があるか書かれていないので分かりません。単なる集計データですが「経済的な余裕が無くて欲しいけど持てない」というのが今の若者の車に関する考えなんだと思います。
若者の”~”離れなんて暢気に言っている場合じゃ無い
若者の~離れはマスコミが作り出した言葉だし、超便利な言葉だよね。違う世代が若者へのレッテル貼りとして使っている言い言葉だと思う。
若者が様々な物から離れていくっていうのは、「例年若者は就職したらローンを組んで車を買っていたのに今の若者は車を必要としていなく離れている。」みたいな感じで使ってるけど、これは単純に若者が利口になったというか現実主義になって昔の世代よりしっかりしているだけだろ。
「~するのが当たり前で、皆~してるからオレもしなきゃ!」って言う古い思考を大切にしている世代には理解が出来ないと思うが、おそらく今の若者は自分に必要な物を昔よりも周りの流れに囚われずに取捨選択出来ていると思う。
若者は金が無い不況時代に育っているから無駄な物に金をかけない保守的な消費活動だよね。1番消費が激しい世代がこれじゃ経済的には全く良くないし、1番消費が激しい時代なのに消費するために必要な金が無い!って超致命的だよ。
若者の~離れって文句垂れてるだけじゃ無くて、どうやったら食い止められるのか考えろ。何で「若者が~から離れてます」で終わりなんだよ。「離れているから我々は~をしていく必要があります」って問題点の改善までやらないんだ。文句垂れるだけ時間無駄だわ。
自動運転が実用化されたらよけいにクルマから離れるよ。
ていうのが、自動運転時代は無人タクシーやカーシェアの時代になって、自分でクルマを持たなくなるかもしれないから。
自動車は現在稼働率が1割もない。しかも20万キロそこそこの走行距離で大体廃車になる。
業務用車両は稼働率はこれより遥かに高く、マメにメンテするから50万100万kmでもはしれる。
で、タクシーの従来の問題点は人件費が高すぎた事で、コストの7割くらい占めてた。
これらが無くなると、無人タクシーは画期的に安くなる。ほとんど駐車場で寝てるマイカーより24時間稼働も可能な無人タクシーは遥かに経済性が高くなる。
となると、実用上自動車を保有する必要がなくなってしまう。
そこらを流れてる無人車捕まえて、数百円払えば何処にでも連れてってくれる時代になる。
そんな時代に車買う奴いるの? って感じよね
コメントありがとうございます。
確かに所持率は圧倒的に減って完全に趣味の世界になっていくと私も思います。
タクシーだけじゃ無くて、全ての業界でほとんどのコストは人件費が占めていると思うので、人件費を削減できたら圧倒的に全ての物やサービスが最終的に安くなりますね。
マイカーを所有するのはモータースポーツを楽しむ人と、商用で自動運転タクシーを行う人の2つになっていきそうです。
個人が移動手段で購入することは無くなるでしょうねw
一瞬スズキのマークかと思った
なんかいつもよりカッコいいなって
自分は若者でも中高年でもなく三十代初頭
バイクと車は趣味ですが 金は主にバイクに掛ける
(維持費や修理代などを考えると車の方が上に行くかも)
車は実質二人乗りの外車だけど やっぱ移動手段としてがメインで あとは見た目の自己満足
あまり外見以外弄る余裕がない 運転の楽しさなども正直わかんない 狭い道路でのストレスならあるけど
ボディーが太いから 対向車が出ると疲れる 物理的に普通車二台ほぼ無理な道も多いにあるような気がする 金の問題だけじゃなく 道路にも問題ある
ホントに趣味でやるといろいろかかりすぎで
よほどの金持ちか車屋さんじゃないかぎり ちょっと人間離れな感じになっちゃう
またマイカーが完全な趣味世界にはならないと思う
だって車は自宅の拡張スペース 私物倉庫にも当てるから
タクシーやシェアカーは無理でしょう