先日行われた、グランツーリスモを制作している「ポリフォニー・デジタル本社スタジオ」の見学ツアー内で、グランツーリスモシリーズを開発している山内一典氏が直接答えてくれるQ&Aセッションが行われたようです。
ファンならば、山内氏に聞きたいことは沢山あるはず。そんなユーザと山内氏のやりとりの一部が紹介されていました。
「Assetto Corsa」をプレイした感想は「非常にコア向けな作品」とのこと。実際にニュル24hも走っているレーサーとしての顔も持つ山内氏でも、物理エンジンはまだ不完全って印象なんだね。
そして、GTシリーズが一番レースゲームで比較されるタイトル「Forza」に関しては「よくわからない」とのこと。完全にアウトオブ眼中でワロタ。
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−−『GT SPORT』を最高のソフトと思って作られていると思いますが、そのうえで『Forza MotorSport』や『Assetto Corsa』などはどのように捉えていますか。
山内 『Assetto Corsa』は、非常にコア向けに作られている作品ですね。物理的に正しいのかどうかはさておき、その尖り具合はいいのかなと思います。『Forza』はあまりよくわからないです(笑)。
−−他社の作品もプレイされたりするんですか。
山内 僕らがユトリロと呼んでいる休憩スペースに、いろいろなゲーム機やソフトが置いてあるので、そこで触ってみることはあります。
−−ゲームの収録車種はどのようにして決めているのですか?
山内 今日のツアーでもお話ししたように、1台のクルマを仕上げるのに6ヵ月かかります。僕らのウェイティングリストには膨大な数の車種が並んでいますが、それを元にフォーラムでのユーザーの意見や、こちらから提案したい車種などを勘案しながら、優先順位を決めていっています。ときどき収録車種を決めるミーティングを行っていますが、かなり厳しくやっていますね。
−−山内さんはこれまで多くのスポーツカーに乗ったり、レースにも参戦されたと思いますが、本物のドライビングと『GT』を比較して、どのような差があると思いますか?
山内 いちばん大きな違いは、実際に命を落とすかどうかという部分です。それ以外は、非常に似ているんじゃないでしょうか。じつは、『GT6』までは実車のほうが素直に動いて、コントロールしやすかったんです。『GT SPORT』になって、かなり乗りやすさが向上し、実車並みのコントロール性に到達できました。
参考:famitsu.com
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