ニトリ アスベスト混入の珪藻土商品は割れや汚れでも返金・交換可能！健康被害に対する対応も質問してきた

2020年12月22日、インテリア小売業大手「ニトリ」が吸い込むと肺がんなどのリスクがあるアスベストが基準値を超えていたとして、大規模な製品の自主回収を発表しました。

日本では基準値を超えるアスベストを含む製品の販売などは法律で禁止されています。

今回自主回収の対象となったのは「珪藻土」を利用した商品で、ニトリでは珪藻土バスマットや珪藻土コースターなどを販売していました。

珪藻土バスマットは紙やすりが付属していて、商品説明にも吸水力が落ちたら削ってお手入れするように記載されていましたが、今回対象となった製品のバスマットは削ったり割ったりするとアスベストが飛散する恐れがあるといいます。

ニトリは該当する商品が手元にある場合は直ちに使用を中止して欲しいと呼び掛けています。

今回は実際に珪藻土バスマットを返金・交換してもらったので、気になった点を記載していきます。

こちらの記事もオススメです！

自主回収対象の珪藻土商品

ニトリが販売していた珪藻土商品の内、自主回収の対象商品は8品目（色・サイズ別23）で、対象商品の判断方法などを公式がアナウンスしています。

ニトリメンバーズに登録済みで、購入時に会員証を提示していた場合は、購入履歴を見ることができます。

対象商品の回収方法について

直接店舗に持ち込む場合

商品を直接ニトリの店舗に持ち込める場合は、ビニール袋に 2 重に入れ、テープ等で封をした状態で近くの店舗の珪藻土回収相談カウンターに持ち込みます。

店舗への持ち込みが難しい場合

商品を直接ニトリの店舗に持ち込めない場合は、ゴミ等で破棄せずに、ビニール袋に 2 重に入れ、テープ等で封をした状態で回収まで自宅で保管してください。

回収方法は2021年1月中旬より順次アナウンス開始とのことです。

割れたものや汚れたものでも返金・交換可能

この投稿をInstagramで見る

Iyo(@iyo.kamuilove)がシェアした投稿

今回直接店舗に対象商品の珪藻土バスマットを持ち込みましたが、ずいぶん前に割れてしまっていましたが、元々が大きいサイズだったためそのまま利用していましたが、特に問題なく割れた商品でも汚れた商品でも対象商品であれば回収してくれるようです。

実際に店舗に対象商品を持ち込んでみた

実際に近くの店舗に対象商品を持ち込んでみました。

珪藻土回収相談カウンターは特に混雑しておらず、回収待ちの客は0人だったためスムーズに対応して貰えました。

購入時に会員証を提示して購入していたため、アプリの会員証を提示するのみで、こちらが行う事は返金代金の領収書に署名する事のみでした。

交換対応はしておらず現金での返金のみ

今回持ち込んだものは対象となっていた珪藻土バスマットでしたが、HP上では「交換」または「返金」となっていたので、どちらかが選択できると思っていましたが、交換という選択肢はなく、購入時の価格で現金での返金となりました。

店員にHP上には返金もしくは交換との記載があると質問したところ、特に交換という対応はしておらず、交換というよりは返金した現金で店頭にある珪藻土バスマットを改めて購入するようにアナウンスされました。

今後健康被害が発生した場合の対応について

対象商品をカウンターは特に今回の件に関する説明はなかったため、今後なにか健康被害が発生した場合の対応について質問しました。

非常に多そうな質問ですが、特に公式で決まっている事は無いようで、店員は確認しにいってくれました。

現時点でのニトリ側の対応としては、今後何か健康被害が発生した場合は改めてニトリに連絡し、個別での対応となるとのことです。

アプリ上の購入履歴は一定期間で消えてしまうので、今後どのように購入履歴を証明すれば良いのかを質問したところ、ニトリ側では購入履歴が全て残っているようで、アカウントを消去しない限り確認できると説明されました。

会員証を提示していない方は、該当商品を使っていた旨の説明書きを貰っておいた方が良いかもしれません。

アスベストによる健康被害が起きるのは、最初に吸ってから10年後から数十年後と言われているようなので、何か思い当たる被害が出てきた場合は改めてニトリに相談することになりそうです。