日産自動車と同様の、無資格の検査員による完成検査が行われていたことが発覚した「株式会社SUBARU」。
数少ない自動車メーカーの中で既に2社も不正が発覚していると、完全法令遵守で運営している会社なんて無いんじゃないかと感じてしまいます。
だいたい、労働基準法すら完全に厳守出来る会社なんて日本の企業に存在するのかすらわからない状態で、法令遵守もクソもないんじゃないかと。
しかし、不正が発覚すると言うことは「コーポレート・ガバナンス」がしっかりと機能していると言うこと。この点に限っては今後が逆に期待できる。
この不正発覚ブームに乗っかって、一体次はどこのメーカーが発表するのかな?トヨタかな?トヨタかな?ダークホースはトヨタだよね。
そんな中、スバルの無資格検査関連のニュースを読んでいたら気になるニュースがありました。
元スバル執行役員で現群馬県太田市副市長のコメント。
「騒ぎが大きくなってほしくない。スバルの売り上げは市の税収に直結する」
このコメントを見て「地方は1つ柱が折れたら大打撃で大変だろうな」と考えるのと同時に「こういう心理で大きな影響力持つ人は不正を働くんだな」と考えてしまった。
これが地方じゃなくて国の財政事情を揺るがす様な出来事だったら「やっちゃえ 日産」って感じで隠蔽しちゃうよね。きっと。
正義を貫いてちゃんと発表するのか。国への影響を考えて揉み潰すのか。超難しい判断だろうな。どっちを選択するのも勇気がいるわ。今回の発表は勇断だったとオレは思う。
何はともあれ、下請けや関係中小企業のために、日産もスバルも一刻も早く事態が解決することを祈っています。
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揺れるスバル城下町 本社から連絡なく「朝のニュースで知った」 群馬・太田の工場関係者
9月の日産自動車に続いて群馬の基幹企業SUBARU(スバル)でも27日、無資格検査問題が発覚した。しかも、現場は群馬県太田市の群馬製作所本工場と矢島工場の2工場で、スバル城下町の太田市や県財界からも、驚きの声とともに「できるだけ早く信頼回復に務めてほしい」という悲痛な声があがっている。
元同社(旧富士重工業)執行役員で太田市副市長の木村正一氏は「ネットの記事で読んだ。中身は全く分からない」と戸惑いを隠せず、「騒ぎが大きくなってほしくない。スバルの売り上げは市の税収に直結する」と不安げに語った。
参考:sankei.com
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