政府がアニメや漫画の海賊版サイトのブロッキング(遮断)について検討を進めていましたが、ついに法整備を進めて立法までの「緊急対策」として、「漫画村」「Anitube」「MioMio」、この3サイトと同一とみなせるサイトに限り民間によるブロッキングが「適当」と位置づけました。
この3サイトのブロッキングについて政府は「あくまで法整備が行われるまでの臨時的・緊急的な措置であり、民間による自主的な取り組みとして実施する」とした上で、海賊版サイトブロッキングに関する法案は、2019年の通常国会への提出を目指しています。
今回は政府からISPへの「要請」ではなく、3サイトに限り自主的なブロッキングを促す形にすることで、法的問題を回避する方針となっているようです。
また、違憲・違法性を懸念する声については「ネット関係の事業団体から、通信の秘密・表現の自由の観点から懸念があることは承知している。会議でも、あくまで法制度整備が行われるまでの臨時的かつ緊急的な措置とすること、民間による自主的な取り組みとして実施するとしても、3サイトおよび、これと同一とみなせるサイトに限定してブロッキングを行うことが適当。濫用がなされないよう留意し、速やかに関連法制を検討することを確認した」と述べています。
海賊版サイトによって被害が拡大していることはわかるけど、ブロッキングして国民の目から消すというやり方はまさに中国と同じで、そんな安易な方法じゃなく、ちゃんとした対策を急いで欲しい。
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政府、海賊版サイト遮断促す 「漫画村」「Anitube」「MioMio」名指し 法整備までの「緊急対策」
漫画やアニメを無断で掲載する海賊版サイトのブロッキング(遮断)について、政府は4月13日の知的財産戦略本部・犯罪対策閣僚会議で、法整備を進めることを決めた。立法までの「緊急対策」として、「漫画村」「Anitube」など政府が「悪質」と認めた3サイトに限り、民間によるブロッキングが「適当」と位置づけ、ISPなどによる自主的な遮断を促すことも決めた。
報道によると、政府が「ブロッキングが適当」としたのは、漫画海賊版サイト「漫画村」と、アニメ海賊版サイト「Anitube」「Miomio」、この3サイトと同一とみなせるサイト。会議では、3サイトのブロッキングについて、「あくまで法整備が行われるまでの臨時的・緊急的な措置であり、民間による自主的な取り組みとして実施する」と整理したという。海賊版サイトブロッキングに関する法案は、2019年の通常国会への提出を目指す。
政府は今回、3サイトのブロッキングに限り、刑法上の「緊急避難」とし、ISPへの「要請」ではなく自主的なブロッキングを促す形にすることで、法的問題を回避する方針のようだ。ただ、専門家などからは、「海賊版サイトのブロッキングは緊急避難に当たらない」という見方も根強い。
違憲・違法性を懸念する声について問われると、「ネット関係の事業団体から、通信の秘密・表現の自由の観点から懸念があることは承知している。会議でも、あくまで法制度整備が行われるまでの臨時的かつ緊急的な措置とすること、民間による自主的な取り組みとして実施するとしても、3サイトおよび、これと同一とみなせるサイトに限定してブロッキングを行うことが適当。濫用がなされないよう留意し、速やかに関連法制を検討することを確認した」などと述べた。
参考:itmedia.co.jp
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