1990年のイラクによるクウェート侵攻をきっかけに始まった湾岸戦争で、国連の多国籍軍に属していたアメリカのF-16が、イラク軍から発射されたSAM(地対空ミサイル)を6回も緊急回避して避けきった場面の記録映像が話題になっています。
記録されている映像は、イラク・バグダッドで行われた大規模空戦「Package Q Strike」の一幕で、3分頃からロックオンされたと思われる警告音が猛烈な勢いで流れ始め、パイロットが慌て始めます。
戦闘機の傾きや高度等を表示しているHUDを見ると、発射されたミサイルを回避するために、激しく回避行動を取っていることがわかります。
先日発生した、韓国海軍レーダー照射事件では自衛隊は火器管制レーダーを照射されたので、ミサイルこそ発射されていませんが頭に銃を突きつけられた状態で、哨戒機に乗っていた隊員達がどれだけプレッシャーを受けたのか連想できます。
F-16のパイロットは回避行動中に、激しく息が上がり緊張の限界の中で戦闘機を操縦していることがわかります。
映画でもドラマでもない事実として発生した戦闘の記録映像は、どんな映像よりも怖いです。
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