以前から話題になっていた国産スポーツカーの価格高騰が続いています。とうぜん新車や新古車の話では無く中古車の話です。なかでも特にGT-Rの価格高騰が話題になりやすいですね。またその中でも特に「R34 スカイラインGT-R(BNR34)」が異常なまでの値上がりを見せています。
今日はそんな日本のスポーツカーに起きている価格高騰の原因をご紹介していきます。
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R34は34万キロで700万円!最高価格は1700万オーバー
BNR34が発売された当初「オレが乗れる頃には中古で200万程度になっているだろう」と思っていたオレ小学生がいましたが、第2世代GT-Rは価格が下がるどころが年々上昇傾向にあります。おそらく一番落ち着いていたのはR35が発売された付近でそこからまた盛り返していき、ついに手の届かない価格帯になってしまいました。
今年の夏ぐらいにいわゆるクルマの業者オークションで30万キロオーバーの状態も良くはないBNR34に驚きの価格がつきました。
700万円
細かい数字は覚えていませんが、700万円をちょっと超えたあたりで落札されていました。15年以上前のクルマで30万キロオーバーが新車価格よりも高い価格で取引されているのが実情です。もちろんこのR34は標準車ではなく最終型の最高グレード「VスペックII Nur」でした。
そして、同じぐらいの時期に今度は1万キロ未満の極上車が出品されていました。正確にはわかりませんが私が知っている限り最高価格で落札されたと記憶しています。驚きの価格は。
1600万円
こちらも細かくは覚えていませんが、1600万円に行かないぐらいの価格でした。業者が取引している価格でこの価格です。乗り出し価格だと2000万円近くになってしまいそうですね。ちなみに落札額は税抜き価格なので税込みだと1728万円!とんでもない価格です。R35のNISMO(1400万円)が新車で買えてしまいますね。
ちなみに現在カーセンサーでは平均価格:604.2万円、価格帯:418万円~1296万円として表示されています。
価格高騰の理由は海外流出や資産価値としてのGT-R
GT-Rの価格高騰の理由は大きく2つあると考えられます。1つは海外流出により競り価格が上昇したこと。代表的なのはアメリカで国内で直販されていないクルマは製造から25年経過しないと輸入することができません。他の国もそれぞれ規制があったり無かったりして、経過年数もバラバラです。
ワイルド・スピードシリーズ(THE FAST AND THE FURIOUS)やレースシムのグランツーリスモによってGT-Rというか日本のスポーツカーが有名になり人気が出てきたのだと個人的には思います。
そして、海外のユーザが日本車を手に入れるには自国の規制に引っかかるのが解除されるまで待つ必要があり、年数を重ねる毎に競合相手が増えて価格が上昇しているわけです。
2つめは資産価値としてのGT-Rの価値が上がっていることです。資産家達はこれだけ年利が良い物件を放っておく訳がありません。BNR34は400万円で購入できたとして年間40万円価格が上昇すれば年利10%の物件になります。アメリカの25年規制が解除される年まではほぼ確実に価格は上昇を続けます。資産価値として見てもGT-Rはとても優秀な物件となってしまいました。
特に最終型の最高グレード「VスペックII Nur」は現状で販売価格の倍の値段が付いています。将来的には標準車でも1000万円近くの価格が相場になる日も遠くないかも知れません。
価格上昇はGT-Rだけじゃなく国産スポーツカー全体でおきている
将来80~90年代の国産スポーツカーに乗りたいと思っている希少な未来ある少年には残念な話ですが、価格高騰は国産スポーツカー全体で起きています。
BNR34のように爆発的に値上がっているクルマはありませんが、少しずつじわじわと相場は上がっている感じがします。特にスープラ、RX-7、ランエボなどのスポーツカーはよっぽどのことがないと寝下がることはないと思います。
現在国産スポーツカーを狙っている方は車体も限られているので直ぐに購入を検討して、購入してしまった方が幸せになれると思いますよ。
ローンの年利は現在ゴミみたいな年利なので、迷ったり考えるぐらいなら、直ぐに決断してしまいましょう。今の出会いを逃すと将来もっと大きな値段になってしまうかもしれません。中古車は出会いとはよく行ったものです。
好きなクルマがあるのならこの機会に買ってしまいましょう!
クルマは楽しいよ!
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