昔から、ガソリンスタンドの会社によってガソリンの質に差があることが都市伝説のように伝えられていましたが、各地のガソリンを持ち寄ってオクタン値を計測するオフ会が開催され、その計測結果から、ガソリンスタンド毎に値に大きな差が出ていることが話題になっています。
オクタン価とは異常燃焼の起こしにくさを示す値で、オクタン値が高いほどノッキングが発生しにくく、ガソリンスタンドで区別されているレギュラーとハイオクは、主にこのオクタン値が異なっています。
オクタン値はJIS規格で定められていて、レギュラーは89以上、ハイオクは96以上となっています。
今回話題になっている計測オフでは、ガソリンスタンド14ヶ所を対象にオクタン値を計測していますが、そのうちの4ヶ所でJIS規格の96を下回る値が計測されたようです。
投稿者は「スタンド毎にオクタン価にバラ付きがあることに違和感を感じます」と疑問を呈していてます。
また、今回サンプルとなっている14ヶ所のガソリンを比べると明らかに「(ガソリンの)色が違う」と報告していて、「ガソリン業界の闇」とコメントしています。
以前まで唯一独自のハイオク「Shell V-Power」を個別輸送し提供していた「昭和シェル」も、現在は出光と合併してしまい、国内のほぼ全てのガソリンは共通の製油所から出荷されたものになっています。
元は同じガソリンとして出荷されているにもかかわらず、いったいなぜオクタン値に差が発生してしまうのかはわかりませんが、何処かで異常が発生している可能性もありそうです。
V-Powerがなくなってから、スタンドのこだわりもなくなった。
会社だけじゃなくて場所でもここまで差がでるのは怖いな…
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オクタン値検査オフ会開催の経緯
そもそもの始まりは数ヶ月前、僕が近所のエネオスの直営店のセルフでGRヤリスに給油したらノッキングが発生した事件から始まり、その後「粗悪ガソリン説」は大阪方面へ波及しました。
参考:facebook.com
大阪方面のエネオスをテスターで計測したらオクタン価が96らしくエネオス公式発表の99.5とはかなり差がありました。対してレギュラーは94を記録してるとのことで、こう見るとレギュラー優秀ですね。
GRヤリスに入れると必ずノッキングが発生してノック補正学習値が下がる某エネオスのハイオクを計測してもらうと数値はなんと・・・
「95.2」
ハイオク以下でほぼレギュラーでした。
ノック補正学習値が下がるエネオスはもう1社あります。ここのオクタン価は・・
「95.6」
またしてもハイオク以下・・・。なんじゃこりゃ。世も末です。
オクタン値のテスト結果内容
この日計測をお願いしたのは14社分今回の結果は以下の通り。これはガソリン業界の闇ですね。
参考:facebook.com
大阪アポロ②・・97.8
大阪アポロ①・・97.7
富山アポロ・・・97.4
愛知エネオス④・97.4
愛知アポロ・・・97.3
大阪出光・・・・ 97.3
富山エネオス・・97.3
富山JA・・・・ 96.5
愛知③・96.2
愛知⑤・96.2
愛知①・95.6
愛知①・・95.3
愛知②・・95.2
愛知②・95.2
ここまでスタンド毎にオクタン価にバラ付きがあることに違和感を感じます。このオクタン価の差はなぜ生まれるのか?
14社分見てて気づいたことがあります。
「あれ?色が違う!」
おかしいですよね〜(^_^;)同じガソリンのはずなのに?明らかに違いましたから。
少し前、お隣の国から粗悪品を仕入れてたな安いんで。