ガソリン代が下がってきたといってもまだまだ高いです。そこでガソリン代を節約するためにはガソリンの消費自体を少なくすることが節約に繋がります。
つまり、燃費走行です。
燃費を良くするためにはオカルトグッズを買って付けるよりも、基本的なことを運転に取り入れて走行することによって燃費を稼ぎましょう。
今回は、費用をかけずに無料で出来る燃費改善方法を紹介していきます。
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今すぐできる基本的な燃費改善方法
無駄な荷物は全て下ろして軽量化
何より簡単にすぐにできる燃費改善の方法はクルマの「軽量化」です。
クルマに乗っている人や荷物が多いと、重量が増えてしまいます。重量が増えてしまえば当然クルマを動かすのにより多くのエネルギーが必要になり、燃費は悪化します。
トランク内や車内には、必要最低限のもの以外入れないようにしましょう。
クルマが倉庫代わりになっている人も結構いると思いますが、非常停止版や修理キット以外は基本的には必要ないものなので、1度整理してみましょう。
タイヤの空気圧を適正にする
クルマ好きの方は給油毎に空気圧チェックをしている人が多いと思いますが、空気圧に全く関心が無かった方は今すぐチェックしましょう。
空気圧が適正値から下がっていると、走行時の抵抗が増えてしまい燃費が悪化してしまいます。
空気圧の低下は燃費だけではなく、バーストやクルマの運動性能にも差が出てしまうので常に適正値になっているようにしましょう。
時々、一度も空気圧を確認したことがないというユーザもいますが、ガソリンスタンドやカー用品店などで無料でチェック・チャージすることが出来るので、マメに点検してください。
クルマのメンテナンスをして健康な状態を保つ
クルマは機械なので人間のように自然治癒機能はありません。また、人間も同じですがメンテナンスを行って健康状態を保たないと、余計費用がかかったり、性能が悪化します。
クルマのメンテナンスはユーザの義務です。
2年に1回の車検毎にしかメンテナンスを行っていない場合は、もう少しクルマの健康状態を維持するためにメンテナンスを行ってください。
普段のメンテナンスを怠っていると、燃費の悪化だけではなく突然のトラブル発生確率も上がります。当然費用も多くかかってしまいます。
- 各オイルの状態
- 点火プラグの状態
- エアフィルター(エアクリーナー)の状態
- タイヤの状態
普段から上記の状態は確認しておきましょう。
マメなメンテナンスは燃費だけではなくクルマの寿命も向上します。
運転方法を見直して燃費改善方法
車間距離を必要以上に開ける
車間距離は長い場合にデメリットはありませんが、短い場合はデメリットしかありません。
普段他のクルマと同じ程度の車間距離しか取っていない場合は、倍ぐらい取ってみてください。
車間距離があれば、一定の速度を維持することができます。また、渋滞も発生しづらくなります。
適切な車間距離は「スピード – 15 = 適切な車間距離」と言われています。60km/hで走行している場合は45mとなります。
数字で見てもわかりにくいと思いますが、大体の人は現在の倍程度車間距離を取れば適切な車間距離になると思います。車間距離が長すぎる分にはデメリットはないので、気持ちかなり長いぐらいで運転しましょう。
A/CスイッチをOFFにする
クルマのエアコンは「送風」「暖房」で運転しているときは燃費にあまり影響はありません。しかし、A/CをONにしてコンプレッサーを動かすと、エンジンにかかる負荷がコンプレッサー分増えるため、燃費が悪化します。
特に、軽自動車やパワーの無い小排気量車では燃費の悪化は顕著に表れます。
窓を開けたり、送風だけで過ごせる場合は極力A/CスイッチをOFFにして走行しましょう。
長時間のアイドリング運転はしない
空ぶかしは一部MT車には必要な場合がありますが、それ以外のMT車には必要ありません。AT車の場合は必要となる場合は無いのでやめましょう。
そして、長時間のアイドリングもガソリンを無駄にするだけなのでやめましょう。
ただし、短時間でのアイドリングストップは場合によっては通常以上にガソリンを消費する場合があります。
アイドリングストップする目安として、個人的には5分以上停車する場合にはエンジンを切っています。
減速時にはエンジンブレーキを使う
最近のクルマ(フューエル・インジェクション車)であれば、基本的にはエンジンブレーキがかかっているときには燃料供給が遮断されています。
言い換えれば、エンジンブレーキがかかっているときは燃料消費は限りなく0に近いので、下り坂をひたすらエンジンブレーキのみで走行すれば燃費は向上しっぱなしです。
燃料供給が遮断される条件はメーカーや車種によって異なりますが、エンジン回転数が1,000rpm以上の時にアクセル開度が0%の場合には、燃料がカットされることが多いです。
減速時や下り坂では積極的にシフトダウンを行って、エンジンブレーキでスピードを調整しましょう。
ふんわりアクセルを踏んでも燃費は良くならない
ゆっくりと、ふんわりアクセルを踏んで長時間で加速する方法を日本はエコ運転としています。これを日本式エコ運転とします。
対して、ドイツでは一気にアクセルを踏んで、短時間で加速を終わらせて惰性走行する方法をエコ運転としています。これをドイツ式エコ運転とします。
日本式とドイツ式で全く考え方が異なりますが、どちらも間違っているわけではなく両方とも取り入れ、状況に応じてアクセル操作を使い分けることがエコ運転になります。
実際に日本式とドイツ式で燃費を比較解析したユーザによると、短距離ではドイツ式の燃費が良く、中距離では日本式の方が良いという結果が出ました。
信号が多く、ストップ&ゴーの繰り返しとなる日本の公道ではドイツ式の方が燃費には有利となりそうです。しかし、重要なのは状況に応じて加速方法を変えることなので、臨機応変に使い分けましょう。
参考:nenpikoujyou.com
燃費走行は道路状態を把握して臨機応変な運転をする
ここまでに8個の項目に分けて、燃費に影響する要素を説明してきました。
燃費をよく走行するには
- ブレーキを踏まない時間を長く
- アクセルを踏まない時間を長く
- エンジンブレーキの時間を長く
これらの要素を道路の状況を判断してうまく当てはめることで燃費向上に繋がります。
日本の都会ではクルマが多く、信号が多いのでなかなか難しいと思いますが、車間距離があればそれぞれを生かすことが出来ます。
また、地方でも高速道路でも同じく車間距離があればうまくこれらの要素を生かせると思います。
全てのドライバーが適切な車間距離を維持できるようになれば、燃費も改善されて、渋滞も少なくなり目的地までの到達時間も少なくなります。
是非今後の運転では、今回紹介したことを頭の片隅において生かしてみてください。
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