1983年から1987年までトヨタから発売されていた「カローラ レビン / スプリンタートレノ(AE86)」通称ハチロクは、漫画「頭文字D」の影響もあり日本国内で爆発的な人気となり、現在では世界的に人気のある車になっています。
ハチロクは、軽量かつFR構造であったことからドリフトを好む走り屋たちに非常に人気の車になり、多くのドライバーの指示を集めました。
またハチロクで練習を積んだプロドライバー・土屋圭市さん、谷口信輝さんらのようにモータースポーツで活躍した人も多く居ます。
そんなハチロクの廉価グレード「AE85」通称ハチゴーは1,500ccのエンジンを搭載していて、手頃な価格で手に入る軽量FRスポーツカーのハチロクとは対照的に、エンジンの非力さや足回りの平凡さなどがネックとなり販売終了まで市場価格が低い状態が続き、不人気車となっていました。
漫画「頭文字D」でもハチロクに乗る主人公・藤原拓海の親友である武内樹がハチゴーの存在を知らずに中古車屋で購入した初の愛車を仲間達にお披露目した時、まさかのハチロクではなくハチゴーだと判明した際に大ショックを受けているシーンが有名です。
当時は不人気だったハチゴーですが、ハチロクのエンジンや足回りをハチゴーのボディに移植するユーザが現れて、「AE85改AE86」という通称がついていました。
ドリフトを好む走り屋たちに人気だったハチロクも、ハチゴーも廃車化が早く進んでしまっていて、現在ではハチロク以上にハチゴーの現存台数が非常に少ないことなどから中古車価格が高騰しているようです。
新車価格はハチロクが約180万円、ハチゴーが約140万円でしたが、現在の中古車相場ではハチロクが350万円 から500万円越えで、ハチゴーも同様に360万円から500万円超えの車体もあり、ハチロクとほぼ差がない状態になっています。
90年代国産スポーツカーも全体的に高騰していますが、80年代国産スポーツカーも同様に高騰しています。
今後もますます貴重になっていき価格の高騰は続いていきそうです。
イツキもまだハチゴーを所有していたら、ビックリしそうです。
トヨタ社長も「ガソリン臭くてね、燃費が悪くてね、音がいっぱい出てね、そんな野性味溢れた車が好き」って言ってるわけで、同じ考えの人が多く居るってことだよね。
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トヨタ・AE85の中古車価格が高騰
ハチゴーもついに350万の時代… pic.twitter.com/UifsQXZnr3
— やわらかめ@Liand (@yawarakame1) July 25, 2021
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