QRコード決済「PayPay」が2021年10月1日から加盟店のシステム利用手数料を有料化し、最低1.6%からと発表しています。
手数料有料化が開始されたPayPayですが、早速手数料をユーザに上乗せ請求している加盟店の様子が報告されています。
加盟店は飲食店のようで、現金とは別にPayPay用の料金を設定しているようです。
Twitter上では「加盟店規約違反ではないか」との指摘が相次いでいますが、PayPayの加盟店規約を見ると加盟店規約違反の可能性が高そうです。
クレジットカードでもアクワイアラ(クレジットカードの加盟契約会社。VISA、MasterCard、AMEXなど)の加盟店規約でユーザに手数料を上乗せ請求することや、他の決済方法(現金含む)との差別化は禁止されていることがほとんどです。
QRコード決済会社でも同様の加盟店規約の内容となっている場合が多く、手数料を上乗せ請求することや、他の決済方法との差別化は禁止されていることがほとんどです。
手数料をユーザに上乗せ請求する加盟店が出てくると、それを見た他の加盟店がまねしてしまう可能性も高いので、今後QRコード決済会社が加盟店への是正指導をどの程度の厳しさで行っていくのかに注目したいです。
クレジットカード払いで加盟店から手数料を請求された場合は、手数料の支払いを拒否することができます。
手数料の支払いが拒否できなかった場合は必ずレシートなどの明細書を受け取り、手数料を請求された旨を利用しているクレジットカード会社に連絡すると対応してくれます。
オレはQRコード決済は使ってないけど、入ろうとしたお店がカード決済できないお店だと「じゃあいいです」ってなるんだけど、オレだけじゃないよね?
まぁ日本の決済手数料は高すぎるのはわかるけど…
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PayPayの手数料を上乗せ請求する加盟店
まあ、手数料取るようになったら、こうなるわなあ pic.twitter.com/4l0xcZ2zUw
— ところてん (@tokoroten) November 2, 2021
PayPay加盟店規約
第4条 加盟店の順守事項
3. 加盟店は、PayPayの利用に際し、次の事項を行ってはなりません。
- PayPayを利用するPayPayユーザーに対し、商品等代金以外の金銭の支払いを請求すること
- 当社らの信用またはイメージを毀損(きそん)する行為
- その他当社らが禁止事項として別途通知する事項
第16条の2 PayPayユーザーによるポイントおよびクーポンの利用
- 加盟店は、PayPayユーザーに対し、ポイントまたはクーポンの利用を拒否したり、利用できるポイントまたはクーポンの種類を制限したり、他の決済方法への変更を要求したり、ポイントまたはクーポン利用にかかる手数料を要求したりするなど、その方法を問わず、ポイントまたはクーポンを利用するPayPayユーザーを不利に扱ってはなりません。
PayPay加盟店規約 第4条第3項および第18条第1項に規定しておりますように、『会計時にPayPayを利用するユーザーに手数料を上乗せして請求する行為』や『現金払いの場合のみ割引する行為』を禁止しております。
Twitter上の反応
規約違反では?
— ack.io@転職希望44歳エンジニア (@ack_io) November 2, 2021
はいアウト
— ネク/neku@自作系YouTuber (@nekulikepc) November 2, 2021
事情も分かるのであらかじめ提示してくれるのは分かりやすくてよいですね。規約違反な気はしますが。
— DSKMR (@DSKMR2) November 2, 2021
なお傾斜がきついような。750円から950円で上乗せ額が2倍になってます。
現金のコストは0円だと思ってる説
— レオパのダイエット成功者 (@yajukabu) November 2, 2021
クレカだと規約で禁止してるはずですけどPayPayにはその縛りはないんですねえ🙄
— 耳 (@account_miu) November 2, 2021
手数料2%らしいから手数料以上の上乗せしてますね
— とも (@tomotomo26) November 2, 2021
PayPay側、商店側の言い分でリプ合戦している人達いるけど
— 余宮 英雄 (@yomiya_hideo) November 2, 2021
客からしたら「規約違反で訴える」の一択だよなあ。
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