2021年3月20日に、新型コロナウイルス感染拡大防止や、海外から日本への自由な入国を補償することは困難などの理由から、東京五輪・パラリンピックでの海外からの観客受け入れを断念することが決定しました。
莫大なインバウンド収入が見込まれていた東京五輪ですが、新型コロナウイルスによってインバウンド消費は0円という衝撃の結果になってしまいました。
2020年12月22日時点で、「コンパクト五輪」とアピールしていた東京オリンピック・パラリンピックの大会経費が1兆6,640億円に膨らみ、オリンピック史上最も経費がかかる大会となる見込みです。
東京五輪は成功率が非常に高いはずの投資でしたが、非常に確率が低かった大失敗の結果をつかんでしまったことになります。
今回の海外観客受け入れ見送り決定によって、観光業界からは絶望的な声があがっているようで、あるホテル関係者は「五輪の需要を当て込み開業したホテルは多い。業界には死活問題だ」とコメントしています。
五輪開催の失敗や新型コロナ対策で消費した税金を取り戻そうと、今後国民にとって強いインパクトとなる増税を行ってきそうです。
いったい誰がこんな結末を予想できただろうか…
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東京五輪・パラ 海外観客を断念 コロナ禍で自由な入国保証困難
日本時間の午後6時から始まった会談には、組織委員会の橋本会長と丸川オリンピック・パラリンピック担当大臣が出席し、東京都の小池知事とIOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長、それにIPC=国際パラリンピック委員会のパーソンズ会長はオンラインで参加しました。
会談では変異したウイルスによる影響が予測できないことや、国内外の感染状況などを踏まえて現在の状況では海外から日本への自由な入国を保証することは困難だなどとして、日本側から海外からの観客の受け入れを断念すると報告したということです。
これに対してIOCとIPCは安全最優先な大会とする方針にのっとりこの結論を尊重し受け入れることを表明しました。
大会組織委員会によりますと、すでに海外で販売されたチケットの枚数は、オリンピックがおよそ60万枚、パラリンピックがおよそ3万枚に上るということで、これらのチケットは今後、払い戻しされることになります。
参考:nhk.or.jp
ホテル関係者「死活問題だ」
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、海外から訪れる東京五輪・パラリンピックの一般観客の受け入れ見送りが20日、決まった。観光業界からは悲痛な声が聞かれ、あるホテルの関係者は「五輪の需要を当て込み開業したホテルは多い。業界には死活問題だ」と肩を落とした。スポンサー企業は「非常に残念だが仕方ない」などと一様に冷静に受け止めた。
参考:this.kiji.is
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