自動車の冷房と暖房は燃費に影響する?

自動車の冷房と暖房は燃費に影響する?
どうも、こんにちは。
自分の中では常識だと思っていても意外とそれって知られていないことってありますよね。

最近は原油もISILへの対策なのか値下がりが続き、ガソリンも私の地域で最安値レギュラー118円/Lまで寝下がりました。
しかし、一気にまた反発して値上がりましたねw
今だと130円ぐらい?

というわけで、今日は自動車のエアコン。
冷房と暖房が燃費にどのように影響するのかを解説していきたいと思います。

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自動車のエアコンの仕組み

そもそも、自動車のエアコンは家庭のエアコンと何が違うのか。
一番の違いは使用されている冷媒です。
家庭用は屋外で熱交換が出来るので運転圧力の高い高効率の物が使われています。
逆にカーエアコンは高温のエンジンルームで熱交換をしなくてはならないので、運転圧力の低い物が使われています。

冷媒の違いなんて普通は気にしないので大して気にしなくて良いんですが、気にしなくてはならないのは、動作の違いです。

冷暖房動作の違い。

冷房に関しては冷媒が周囲の熱を奪いながら気化して温度を下げています。
これは家庭用も車用も原理は同じです。

違うのは暖房です。
家庭用のエアコンは熱交換なので、冷房運動時は室内に冷風を出して、屋外に温風を出します。
暖房運転の時はその逆です。

自動車用のエアコンももちろん熱交換なので、冷房運動時は家庭用と同じですが、暖房運転時は熱交換を行いません
厳密に言うと自動車用エアコンに暖房機能はありません

自動車はどうやって暖房しているのか。

暖房機能がないと言うのはエアコンの話です。
エアコン機能は冷房しか無いと言うことです。

じゃあ、どのようにして車内を暖めているのか。
答えは簡単で基本的にはエンジン冷却水の熱を利用して温風を出しているんです。
自動車には水温計がついています。よく見ると水温が安定してから温風とファンが全開になると思います。
おそらく、エンジン始動直後は水温が低くて温風が出ないと思います。
高級車などでは補助でヒーターを利用して始動直後から暖房が使える物もありますが…

自動車エアコンと燃費の関係性

さて、何となく家庭用と自動車用の違いが分かってきましたか?
ポイントは暖房です。

冷房と燃費の関係

エアコンの原理を知らなくても冷房をつけたら結構電気代がかかることは分かっていると思います。
そうです。冷房を利用するにはコンプレッサーを動かすパワーが必要になります。
自動車の場合それをバッテリーからの電力で動かすのは難しく、エンジンのパワーを利用する事になります。

アイドリング時にエアコンをつけると、わずかに回転数が上がるのが分かると思います。
非力な自動車だとパワーが落ちたことがもろに分かると思います。
エンジンの回転数が上がると言うことは燃料もそのぶん食べています

というわけで、冷房の利用は燃費に大きく関わってきます。
ちなみに、非力な車ほど冷房は燃費悪くなりますよ。
例えば、下記の例を見てみて下さい。

軽自動車:60馬力
普通自動車:280馬力

室内の大きさを配慮して多少コンプレッサーを利用するのにパワー差があるとします。

軽自動車:5馬力
普通自動車:10馬力

これをエンジン負荷率に置き換えてみると。

軽自動車:8%
普通自動車:3%

非力な車はかなり影響してくると思います。
逆にパワーある車はそんなに影響しないです。
どっちにしろ、燃費が悪くなることは間違いないです。

暖房と燃費の関係

さて、冷房は何となく燃費悪くなりそうだと思っていたと思います。
しかし、暖房はどうでしょうか?

結論から言うと、暖房の使用は燃費に影響ありません
なぜなら、コンプレッサーを動かさない。エンジンのパワーは使わず、エンジンの排熱を利用して車内を暖めているからです。
一部、影響の出る車もありますが、基本的には排熱利用です。

しかし、一部の車両では影響が出ることがあるかもしれません。
EVとかアイドリングストップがついていると、エンジン稼働時間が短くて水温が上がらず補助ヒーター等で温風を出しているかも。
あと、アイドリングストップしなくなって通常より燃費悪くなりそうな気がする。
乗ったことないし調べてないので分かりませんが、そんな気がします。
是非乗っている方は教えて下さい!

重要なのは「A/Cボタン」!

重要なのは「A/Cボタン」!
冷房と暖房動作の違いが分かって、燃費への影響も分かりましたね!
ただし!
重要なのはこれです。
「A/C」ボタン!

だいたいの自動車にはこのボタンが付いていると思います。
最近の車だとAUTOしか無い場合もありますが…

実はエアコンのON/OFFはAUTOボタンを押して起動するのではなく、この「A/C」ボタンで起動します。
これがコンプレッサーのスイッチになっていて、冷房を利用する際に使用します。
このスイッチが入っていると燃費に影響が出ます

暖房使用時も、「A/C」ボタンがついていると、設定温度を保つために冷房を利用して温度を下げようとします。
冬場はデフぐらいでしか使わないのが賢明です。

まとめ

いやー、これで貴方もエアコンマスターです!
なかなか詳しくなったはず!

とにかく、冷房は燃費に影響が出て、暖房は出ない!
肝心なのは「A/C」ボタン!

これだけ覚えておけば良いと思います。

ちなみに暖房はスポーツ走行時などに冷却水を少しでも冷やすために全開にしたりします。
少しでも下げたいですからね。
オーバーヒート時などにもつかえますよ。
緊急時などは是非使ってみて下さい!

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執筆者 SOCOM

横浜生まれ横浜育ち!GTASAをきっかけに2006年1月にブログを立ち上げ、当時はGTASAを中心に紹介していました。その後、動画制作や写真撮影・編集、音楽制作等に興味を持ち始めて、広く深く様々なジャンルに手を出していきました。自動車、ゲーム関係、今日のプリウス系が得意なのでその分野で読者の皆さんの役に立つ記事を書いていきます。

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