新型コロナウイルスの影響によって、世界中でマスク不足に陥っている中、台湾のデジタル担当大臣のオードリー・タン(唐鳳)さんが日本向けに「使い捨てマスクの再利用方法」を解説する動画を公開しました。
紹介されているマスクの再利用方法の対象となるのは「破損していない」「汚れていない」「室外または感染リスクの低い場所で使用されたサージカルマスク」という条件を満たしているもののみとなります。
使用するものは「電鍋」「使用済みマスク」「時計」だけです。
電鍋とは台湾で普及している万能調理器で、日本でも販売されていますが持っていない場合は「IH鍋」でも代用できるようです。
IH鍋で行う場合は温度を測る必要があり、鍋の中の乾燥した蒸気が110度ぐらいになれば大丈夫とのことです。
基本的に使い捨てサージカルマスクの再利用をメーカーは推奨していませんが、台湾の衛生福利部(日本では厚生労働省に相当)が実験を行っていて、この方法でマスクが殺菌できている根拠があります。
実験によると加熱する前と比べて細菌ろ過効率(BFE)は99%以上維持できて、微小粒子捕集ろ過効率(PFE)は1.3%から14.2%落ち、加熱する度に防護率が低下していくことがわかっています。
加熱する度にPFEが低下していくため、再利用可能は3から5回が限界とのことです。
マスクをしたくても売っておらず手に入らないのが日本の現状なので、今後マスクをしたいのに手持ちがない場合の為にこのような再利用方法があることを覚えておきましょう。
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使い捨てマスクの再利用方法の解説動画
💁 同僚の @urakagi が翻訳と吹き替えを担当してくれました。日本の皆さんのお役に立てれば幸いです。
ℹ️ 注意:この方法が使えるのは、破損していなくて汚れてもいない、室外または感染リスクの低い場所で使用されたサージカルマスクのみです。また、本消毒法は 3~5 回が限界です。 pic.twitter.com/HIVVvZEErB
— Audrey Tang 唐鳳 (@audreyt) April 1, 2020
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