2020年11月27日、萩生田光一文部科学相が新型コロナウイルスの感染拡大によって再び緊急事態宣言が発令された場合の学校対応について、全国一斉休業を要請する事は考えていないと発表しました。
一斉休校を要請しない理由として「児童生徒の発症の割合は低く、学校を中心に感染が広がっている状態ではない」とコメントしていて、休校の判断は学校設置者に委ねる考えを示しました。
兵庫県の中学校では生徒教員合わせて22人の感染が確認、新潟県の小学校では児童教員合わせて17人の感染が確認されるなどのクラスターが発生しています。
岡山県内では先月上旬に県内の学校で初めてのクラスターが発生し、11月に入り児童生徒や教員などの学校関係者の感染が急増しているようです。
政府から学校設置者に休校の判断と責任が受け渡された形ですが、各地での状況に応じて柔軟に対応できるようになります。
ただし、感染拡大が深刻な地域とそれ以外の地域で休校による学習機会の喪失による学力の差が生じてしまう可能性について、早急にオンライン授業に対応などの準備が必要に思えます。
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「緊急事態宣言が出ても全国一斉休校は要請せず」文部科学相
新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が出された場合の対応について、萩生田文部科学大臣は閣議のあとの記者会見で、全国一斉の休校は要請せず、来年1月に予定されている大学入学共通テストも感染防止対策を講じたうえで実施する考えを示しました。
参考:nhk.or.jp
兵庫県:中学校でクラスター合唱で感染か
市川町の中学校で、生徒20人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
地元の保健所は、先週行われた合唱コンクールの場で集団感染した可能性もあるとして、感染経路を調べています。
参考:nhk.or.jp
新潟県:柏崎の学校クラスターで新たに1人
県は26日、柏崎市で新たに1人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。60代男性会社員で、クラスター(感染者集団)が発生した同市立荒浜小学校の関係者。県内の感染者は計325人となった。
参考:niigata-nippo.co.jp
岡山県:学校関係で感染急増 クラスターも
岡山県内で児童生徒や教員ら学校関係者の新型コロナウイルス感染が急増している。自治体などが発表しているだけでも20人(26日現在)に上り、うち今月に入ってからが12人と半数超を占める。非公表の自治体もあるため、実態はさらに感染が拡大しているとみられる。各校はマスク着用や消毒といった基本の徹底に力を注ぐが、対策に決め手を欠く。本格的な受験シーズンも迫り、現場には危機感が広がる。
参考:sanyonews.jp
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