2021年1月25日、東京都内で新たに618人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。
1日の感染者数が700人を下回るのは2020年12月28日以来ですが、Twitter上では東京都は検査対象を縮小して感染者を積極的に追跡しなくなったため感染者数が減ったと話題になっています。
実際に1都3県は新型コロナウイルスの感染者急増を受け、感染経路を追跡する「積極的疫学調査」の対象を縮小しています。
東京都は1月22日から若者などの濃厚接触者認定は、保健所の代わりに感染者本人や企業、学校などに任せるという内容に変更されました。
また東京都の感染者発生報告で1月25日分から1月22日分までの発表と、その1週間前の1月18日分から15日分までの発表を比べると、検査件数が最大で5,967件減少しいて、4日分全ての発表で前週よりも減少しています。
1月25日は感染者数618人、検査実施件数7,161人で陽性率は8.63%ですが、単純に陽性率と1週間前の18日の検査件数だけで見た場合本日の感染者数は1,133人になります。
濃厚接触者の定義や、積極的に感染者を追わなくなった今の感染者数は、以前の感染者数とは全く異なる数字で、以前の数字と比較できない指標になってしまいました。
今後発表される感染者数・陽性率が低くなっても、以前と比べることはできず、東京都が「積極的疫学調査」の対象縮小が解除する目安として発表している「新たな感染者数が300人から500人程度まで減少した時期」になり、実際に解除された後の数字が再び以前と比較できる指標になります。
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東京都 新型コロナ 618人感染確認
東京都は、25日午後3時時点の速報値で都内で新たに618人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1日の感染の確認が700人を下回るのは、先月28日以来です。
参考:nhk.or.jp
「積極的疫学調査」を縮小 高齢者らの対応優先
東京都は22日、新型コロナウイルスの感染者急増を受け、感染経路を追跡する「積極的疫学調査」の対象を同日から縮小することを決め、都内の保健所に通知した。高齢者ら重症化リスクのある感染者への対応を優先する。
調査対象を、医療機関や高齢者施設の関係者の感染など、濃厚接触者に重症化リスクのある人が多いと想定される場合に絞り込み、保健所の負担軽減を図る。それ以外は、誰が濃厚接触者に当たるかの判断は感染者本人や企業、学校などに任せる。
参考:jiji.com
東京都の感染者発生報告を1週間前と比較した表
参考:fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp
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