文化財並の貴重な名車が1台姿を消してしまう。
2014年に富山県南砺市の国道156号を走行中のクラシックスポーツカー「トヨタ 2000GT」が倒木の直撃を受けて大破した事故ですが、オーナーは道路管理者の富山県を提訴していて、富山地裁で先月、県とオーナーで車両購入費の半額に相当する1750万円を支払うことで和解が成立しました。
こんな少ない額で2000GTが修理できるわけがないと、ネット上でも話題になっていましたが、どうやらオーナーは2000GTの修理を断念したようです。
修理にかかる費用は約2億円。
2000GTは現在オーナーの自宅ガレージに梱包した状態で保管されているようです。当初は修理を考えていたようですが、2億円もかかるとあってやむなく断念。
2000GTは今後、2000GTを所有する知人に部品取りとして売却して有効活用されるようです。
ずっと夢だった車を30年想い続けて、ついに出会えたこのクルマ。出会ってわずか3ヶ月でこのような無残な姿になってしまう。倒木という誰にも予期できない災害に襲われて、「運がない」という一言では片付けられないほど「運がない」。
しかも、これオーナーの誕生日を祝う撮影会に移動させてた時なんだよね。
他人の出来事なのに、目を覆いたくなるほどのあまりの悲劇で悲しくなってくる。
先日あった、北九州のケンメリGT-Rに老人が運転している軽自動車が落下してくる事故もそうだけど、貴重なクルマが事故にあってしまうのはつらいです。
どちらの事故もオーナー自身に非がないだけに、とてもじゃないけどやりきれない出来事だわ。
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倒木直撃「トヨタ2000GT」、今も保管するオーナーの無念
平成26年6月、富山県南砺(なんと)市の国道156号を走行中のスポーツカー「トヨタ2000GT」に予期せぬ災難が降りかかった。
不運にも倒れてきたブナの大木に直撃され、一瞬にして大破したのだ。所有者は約2億円の費用がかかる修理をやむなく断念し、道路管理者である富山県を提訴。富山地裁で先月、県が車両購入費の半額に相当する1750万円余りを支払うことで和解が成立した。奈良県在住のオーナー男性にとっては、30年越しの夢をかなえて入手した憧れの名車。それが購入してわずか3カ月で無残な姿に。今も大破した車を自宅ガレージで保管するオーナーは「希少価値がある車。大破したのはショック」と無念さを募らせている。
訴状や原告側の代理人によると、事故は26年6月8日午前9時40分ごろ、富山県南砺市菅沼の国道156号で発生した。車のオーナーである男性会社役員の誕生日を祝おうと、長男らが同市の世界遺産・五箇山にある合掌造り集落で車の撮影会を企画。オーナー自身は参加しなかったが、長男らは奈良から車2台で現地に向かい、トヨタ2000GTはオーナーの部下が運転していた。
国道を東に向かって走行中、道路脇から高さ約30メートル、直径約1・9メートルのブナの大木が行く手をふさぐように突如倒れ込み、2台のうち後ろを走っていたトヨタ2000GTに直撃。車は大破し走行不能となったが、幸いにも運転していた男性は打撲などのけがを負ったものの、命に別条はなかった。
原告側代理人によると、オーナーは車が唯一の趣味。18歳で運転免許を取得した当時はいわゆるスーパーカーブームで、当時からトヨタ2000GTに憧れを抱いていたという。いつかは手に入れたいと思っていたが、市場に流通する機会はほとんどなく、長らく購入するには至らなかった。
だが、事故の3カ月前、自身が欲しかった型式をディーラーから紹介され、3500万円で購入。30年来の夢をついにかなえた。車は以前の所有者がコレクション用として保管していたため、10年以上も走行しておらず、約3カ月かけて整備。事故に遭うまでは試走程度しか公道を走っていなかったという。
事故に遭ったトヨタ2000GTは現在、どうなっているのか。実はオーナーの自宅ガレージに梱包(こんぽう)した状態で保管されている。当初は修理を考えたものの、約2億円もかかるとあってやむなく断念。トヨタ2000GTを所有する知人に部品を売却し、有効活用してもらうそうだ。
参考:news.livedoor.com
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