2020年3月18日に、香川県議会で、18歳未満の子供に対しゲームの利用時間を1日60分までとするといった内容を盛り込んだ「ネット・ゲーム依存症対策条例」が可決されました。
当時からこの条例を巡って様々な問題や不正の疑いがありましたが、2020年4月13日にパブリックコメントの原本が情報公開請求され開示されました。
パブリックコメントでは全体の84%にあたる2,269件が賛成意見だとされていましたが、開示された賛成意見にはテンプレ文章が大量発見され、投稿者のIPアドレスはプライベートIPアドレスである「192.168.7.21」が表示されていたようで、確認できる原本に載っているIPアドレスは全て同じものでした。
プライベートIPアドレスは通常同じ施設や組織内で使用するアドレスで、外部に対しては非公開のアドレスを示します。
プライベートIPアドレスの投稿者が大量にいると言うことは、集計サーバと同じ建物内でローカル接続している同じ端末から送信された場合か、集計サーバに設置したフォーム自体のIPアドレスが出力されていること、リバースプロキシを使用している等が考えられます。
いずれにせよ、グローバルIPアドレスが記載されていなければ何のために出力しているのか疑問です。
条例が可決された最終会合では「賛成も多いし早く採決しよう」と促す声もあり、20分で審議は打ち切られました。
明らかにおかしなことがここまで続いてしまうと、ますます不正の疑いが強まっていきます。
今後も条例可決について様々な疑問等が出てくると思いますが、大山一郎県議は全てをクリアにしていく必要があるでしょう。
こちらの記事もオススメです!
ゲーム条例のパブコメ「原本」が開示
Twitter上の反応
映像中でIPとUserAgentが視認できる場面をピックアップしてみましたがIPは全部同じで、UserAgentは4枚目の一番下にあるやつだけがInternetExplorer 10で、あとはWindows10標準のEdgeですね。 pic.twitter.com/t0nuQVZhtv
— OSAKANA TARO (@osakanataro2) 2020年4月13日
投稿時間見ましたけど、同じPCで連続で投稿してるっぽいですねぇ。とは言え、庁舎内からの投稿でも基本的に一回はインターネットに出るはずなので、ローカルIP記録されるにはホームページ更新端末で連投してるか、サーバーから直接っぽい。いずれにしても、不正アクセスで捜査すべき。
— アヘ顔ダブルピースガバガバガバメントあたおかくーにゃん@くまるちゃんは待機中 (@qooniangniang) 2020年4月13日
香川県の条例賛成意見のIPアドレスが全部同じ「192.168.7.21」な件、まだ確定ではないけどもしこれが自演だとしたら超大問題だよね。
何かの間違いの線もあるけどゲームが悪影響を及ぼすとかいう頭が昭和な人達だから多分IPアドレスが何かを知らないんじゃないだろうか。
— 蒼野リマキ@お絵描き㌠ (@A_rimaki) April 13, 2020
ITリテラシーがここまでポンコツな香川県議会。
「偽装しました」って証拠が丸見えなのもわかってないのに、ネット・ゲーム依存症の対策なんかできる訳ない。 pic.twitter.com/wueRhuIKIH
— 三原さん。@ゲーム開発屋さん (@miharasan) April 13, 2020
説明するとですね。
この「192.168.7.21」ってアドレス、プライベートアドレスなんでふつうは同じLAN内のアドレスなんですよ。
このIPアドレスのパブリックコメントが沢山でてきたってことは「集計している機械と同じ建物」から集中的に同じ意見が送られたってことなんです。 pic.twitter.com/7Z8TlpltoW— べれ野 (@veleno_jp) April 13, 2020
香川のパブコメの192.168.7.21の件、アレは要は内部告発なんでないかしらね
工作を命じた爺さんたちはローカルIPアドレスの意味がわからない だけどこうして出せば十分破壊力がでる そういう爆弾
— かにたま@新刊委託中 (@ChowhanRock1869) April 13, 2020
香川県の「ネット・ゲーム依存症対策条例」のパブコメ原本のIPや文章が類似したものが多かった件を、「自家製手打ち」っていうの好き。
— 冷やかし中華 (@lost_sspzet) April 13, 2020
This site is protected by reCAPTCHA and the GooglePrivacy Policy and Terms of Service apply.