自動車が盗難された時にやるべき対処と方法 盗まれる前にやるべきこと まとめ

日本では自動車盗難など外国の話だと思ってる人も多くいますが、実際には高額な自動車や人気の自動車などの盗難は非常に多く発生しています。

犯罪に利用するために静かな「プリウス」、人気車種「ランドクルーザー」「レクサスLX / LS / RX」などが現在の盗難被害車として窃盗団に人気がでています。

また90年代の国産スポーツカーが、ゲームや映画などの影響で海外で非常に人気が出てきていて「スカイラインGT-R」「スープラ」「ランエボ」「シルビア」「チェイサー」なども窃盗団に大人気です。

特にR34 スカイラインGT-Rは中古車相場が異常に高騰していて、現在では新車時の2倍となる1,000万円を超える価格でも程度の良い車体は手に入りません。

90年代国産スポーツカーはセキュリティもほぼ鍵程度しかなく、現在の車をイモビカッターで盗難するよりも簡単に盗むことができて、高額で売りさばくことができるので窃盗団にとって非常においしいターゲットになっています。

新しい車でも、90年代国産スポーツカーでも、セキュリティ対策を全くしていないユーザは盗まれる前にしっかりと対策をしておくことを強く勧めます

Twitter上では日々「~が盗難されました」と盗難被害の報告がツイートされています。自動車はただの機械ではなく、非常に愛情を感じているユーザも多いと思うので、自分の愛車が盗まれる前にできることは必ずしておきましょう。

今回はもしも自分の愛車が盗難の被害にあってしまったとき、するべきことと今できることをまとめていきます。

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盗難される前にしておくこと

セキュリティ対策

セキュリティ対策をしなくていい車は盗まれても良い車です。

自動車メーカーが純正やオプションで付けているものはセキュリティ対策とは考えずに、独自のセキュリティ対策を行ってください。

純正のセキュリティは全ての車が同じ仕様になっているため、窃盗団はどのように解除すれば良いのか解析して犯行に挑んでくるので、盗難防止に現状有効な純正セキュリティはない認識です。

複数のセキュリティ対策を車に乗るのがめんどくさくならない範囲で施行することをお勧めします。

セキュリティ対策についてはこの記事ではなく後日別の記事でまとめていきます。

車検証のコピーを用意する

もし盗難被害にあってしまった場合、必要になる情報がほぼ記載されているのが車検証です。

車検証の原本は車載している必要があるため、自宅には車検証のコピーや画像を必ず用意しておきましょう。

車の画像を撮影しておく

盗難被害にあってしまったときに、車の特徴を警察や他の人に伝えるときに写真があるのとないのでは雲泥の差です。

車の特徴や他の同一車種と異なる部分、チューニングポイントなどを必ず撮影しておきましょう。

外装のキズやへこみなども撮影しておくと他の人に探してもらうときにもわかりやすいです。

エンジンやトランスミッションのシリアルを調べておく

エンジンやトランスミッションにはシリアル番号が基本的には打刻されています。

盗難被害にあった後バラバラにされてしまっていても、シリアル番号から犯人につながることがあります。

自動車メーカーによっては車台番号等を伝えると調べてくれる所もあるようですが、調べてくれないところもあるようなので、事前に調べておくと被害にあったとき情報が多くなるためお勧めです。

盗難された時にやるべきこと

110番通報し警察に連絡する

自動車が盗難被害にあった可能性が高い場合、躊躇せずに110番通報しましょう。

盗難被害にあってからの時間は非常に重要なため、余計なことは考えずに110番通報し警察に連絡します。

警察に連絡した後は被害届の手続きを進めることになります。被害届は保険請求などで必要になるので必ず提出しましょう。

地域によって警察の動きに差があるようですが、被害届の提出だけでは捜査義務がないため警察は捜査をしない場合があります。

絶対に警察に捜査をしてもらいたい場合は刑事事件として捜査してもらうために告訴状を提出しましょう。

SNSで盗難被害を報告する

Twitter、Facebook、みんカラ、Cartuneなどの各種SNSアカウントを運用している場合は盗難被害にあったことを発信しましょう。

  • 被害日時(明確じゃない場合は最後に自分が車両を確認してから盗難に気がつくまでの時間)
  • メーカー(「日産」など)
  • 車種(「1999年 R34 スカイラインGT-R(BNR34)」など)
  • 車体の色(「レッド系」など)
  • 車体の特徴(他の同一車種と異なる特徴。キズやチューニングポイントなど)
  • 盗難被害にあった場所(「神奈川県横浜市神奈川区ベイクォーター駐車場」など)
  • ナンバープレート(「横浜 300 か 0023」など)
  • 車体番号(「BNR34-000001」など)
  • 担当の警察署(被害届を提出した警察署名と電話番号)

最低でも上記の情報は記載した方がいいと思います。

被害にあったときの状況や、車体の画像を添付するとSNSユーザが発見したときに確証を持てるので有効です。

SNSだけではなく「自動車盗難情報局」にも盗難車を登録しておくと情報を拡散してくれるので有効です。

SNSでの盗難報告と自動車盗難情報局への登録は必ず行いましょう。

また、各種SNSではDMを受け取れるようにDMを解放しておくと発見者が連絡を取りやすいです。

税関の密輸ダイヤルに電話して報告

基本的に窃盗団に盗まれると車体は国内のヤードなどで解体され、海外に密輸出されることが多いため、横浜税関では密輸ダイヤルを設定しています。

基本的には警察に被害届を提出した後に、警察から税関に盗難車両情報の連携が行われていますが、連携に時間がかかっている間に輸出されてしまうことも多いため、自分から電話して盗難情報を通報しておくことをお勧めします。

WEB上からも情報を受け付けていますが、緊急の場合は電話してくださいと記載があるため、電話で通報を行った方が確実です。

電話番号:0120-461-961

電話で盗難被害を通報した場合、以下の項目を聞かれるため準備しておきましょう。

  • 盗難被害にあった日時
  • 盗難被害にあった場所
  • メーカー
  • 車種
  • 車の特徴
  • 車体番号
  • ナンバー
  • 知っている場合:エンジンやミッションのシリアル番号等

クレジットカード会社に連絡する

車内にETCカードやクレジットカードが積まれていた場合は、カード会社に連絡してカードの停止を依頼しましょう。

クレジットカードが不正利用されてしまうのを防ぐために、できるだけ早めに連絡しておきましょう。

クレジットカードを停止しても基本的にETCカードは利用できるため、ETCカードも同時に停止したい場合はその旨を一緒にオペレーターに伝えましょう。

ただし、ETCカードを停止しないで犯人が高速道路を利用した形跡を確認するという人もいて、高速道路の利用明細を元に車を探すという意見もあります。

しかし、基本的にETCカード利用の明細への反映は遅いため、犯人を追うには時間がかかりすぎて手遅れの可能性が高いと思います。

ETCカードを停止するかどうかはよく考えて判断しましょう。

保険会社に連絡する

任意保険に加入していて車両保険に加入している場合は、保険会社に盗難被害を報告しましょう。

保険会社に車両保険を請求する場合、基本的には被害届の受理番号が必要になるため警察から受理番号が出てから連絡しましょう。

また「車両身の回り品補償」等に加入していた場合、車内やトランクに積んでいた動産(カメラ、電動ガン、ガスガン、衣類など)の保証を受けられる場合がありますので、できるだけ正確な情報を保険会社に伝えましょう。

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都道府県税事務所に連絡する

自動車が盗難にあった場合、住んでいる都道府県税事務所に盗難被害を申立てましょう。

申立てを行わない場合、自動車税が通常通り発生してしまいます。

申立てを行うと、自動車が発見され手元に戻ってくるか廃車にするまでの間、自動車税が月割りで減免されます。

申立ては被害届の受理が条件になっている都道府県が多いので、こちらも警察から被害届の受理番号が出てから税事務所に連絡して相談しましょう。

陸運局で抹消手続きをする

非常に残念ながら盗難された自動車が見つからない場合は陸運局で「永久抹消登録」を行いましょう。

また、自動車税の還付を受けたいけどまだ見つかる可能性がある場合などは「一時抹消登録」を行いましょう。

抹消登録を行わない場合、4月1日を基準に自動車を所有していることになっているので自動車税が課せられてしまいます。

一時抹消登録は車両が見つかった場合に検査を受けることで再登録することができます。

永久抹消登録は解体の申請を行って廃車にする場合に行います。

実際に発生した盗難関係の事例

盗難対策はできる限り施そう

自分の愛車が盗難の被害にあってしまった場合、精神的にダメージを受けているにもかかわらず1秒でも早く動かなくてはならず、非常に多くの連絡などを行う必要があります。

こうしてまとめてみると被害にあって落ち込んでいる中でも、本当に様々な手続きを行う必要があり非常に大変な事が容易に想像できます。

自動車盗難は自分には関係ない話だとは決して思わず、被害にあう前に盗難対策はできる限り施すことをお勧めします。

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執筆者 SOCOM

横浜生まれ横浜育ち!GTASAをきっかけに2006年1月にブログを立ち上げ、当時はGTASAを中心に紹介していました。その後、動画制作や写真撮影・編集、音楽制作等に興味を持ち始めて、広く深く様々なジャンルに手を出していきました。自動車、ゲーム関係、今日のプリウス系が得意なのでその分野で読者の皆さんの役に立つ記事を書いていきます。

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